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日曜の朝、俺を起こしたのは、同じゼミの安岡から、見た事もない虫を田子の浦で採集した、という旨のメールの着信音だった。
しかし添付されていた、そいつを写したという写真には何も写っていなかった。正確には、そこに写っていたのは、砂浜の上でぐにゃぐにゃと曲がった光の帯だった。
蛍なのか。しかし写真は昼間の写真である。
俺は眠い目をこすりながら、安岡にメールで詳細を訊くと今度は、電話で直接興奮した声を送りつけてきた。

「お前には見えないのか?」

だから訊いたのだ、と答えると、安岡は呆れたような声を漏らした。

「……わかったよ、じゃあ明日大学に持ってく」


しかし安岡が大学の研究室に持ってきたタッパーに入っていたものは、どう見てもヘドロであった。

「これだ」

それを指し、自信たっぷりに言う安岡。

「これが、あの、泥、だ」

……はい?

「いや、だから、泥」

泥なんて、一目瞭然である。ていうかむしろ汚泥、ヘドロと呼びたい。

「お前、『泥のように眠る』って言葉知ってるか?」

知ってるとも。先々週、合コンで酔いつぶれた安岡の面倒を見た時に何度も浮かべた言葉だ。

「でもこの場合、『泥』は土の事を言ってるんじゃないんだぜ」

俺は瞬いた。

「中国の『異物志』という本がある。空想上の珍獣を紹介する古代のトンデモ本で、『泥』ってのはそこで紹介されている、南海の海底に住む、キモイ虫なんだ」

虫ぃぃ?

「骨が無くてグニャグニャしてさ、海の中では元気なんだけど、水から上げられるとのたうち暴れ回ってやがて固まるんだ。
泥酔って言葉があるだろ? あれはこの『泥』のそんな生態が酔っぱらいに似ているからそんな言葉が生まれたんだ」

ふぅん、と俺は感心する。それは初めて知った。
しかしこれはどう見てもタダの汚泥である。固まるどころかドロドロのままじゃないか。

「いや、『泥』って虫は、さっきも言ったが空想上の生き物で、実際に見たり触ったりした奴なんていない。俺はこれが酷似した生態を持っていたから便宜上、『泥』と呼んでいる。
でも口伝が正しく伝わっているとは限らないし、これほど似ているなら、『泥』という空想上の生き物が実はこの虫を指していると言って間違いないだろう」

まぁ、確かに似ている。でも、どう見ても汚泥だしこれ。

「捕まえた時は海面を泳いでいたんだ」

てことは、水に入れると元に戻るか?

「まだ試していない」

おいおい。

「だからこれから、第三者を交えて試すんじゃないか」

それ俺かいぃぃ。

「まあ、見てなって。きっと驚くから」

そう言って安岡は、研究室の机に用意していた水槽に、その汚泥を落とした。
俺と安岡は、ゆっくりと底に沈んでいくそれを見つめた。
しかし、底に着いてもピクリともしない。

「……あれ?」

アレ、じゃねぇぇぇぇ! どう見てもタダの泥ですありがとうございます! 別の意味で驚いたよ! ……本当に動いていたのか?

「いや、本当に泳いでいたん……だ?」

その時だった。
底に沈んでいた重たそうな汚泥が、まるで鎌首をもたげるようにゆっくりと身を起こしたのだ。
水槽には酸素を送るコンプレッサーなどついていない。だから水の泡で浮き上がった事は無い。
そればかりか、頭とおぼしきそれは周りをきょろきょろと見回し、やがて身体を蛇のようにくねらせて水中を泳ぎ始めたのである。

「スゲェ……」

俺も安岡と同じ言葉を無意識に口にしていた。
そんな俺たちを絶句させたのは、その汚泥が突然、両目をカッと見開いた。――頭とおぼしき場所に一対の球体が出現したのだ。どう見てもこれは目である。

「目なんて……海に浮かんでいた時には無かったぞ……」

安岡もこれを「目」と認識しているらしい。いやも誰もがこれは、生き物の目だと思うだろう。

その「目」は、笑っていた。見つめられているだけで気分が悪くなる、不気味な笑みだった。

「おいおい……コイツは教授にも見せた方が良いよな」

俺の考えていた事を、安岡が先に口にした。そのおかげで、俺ははっ、と我に返った。
よし、教授を呼んで来るからコイツを見張っててくれ、と言って、俺は安岡の返答も聞かずに研究室を飛び出した。
廊下を走る俺の胸は高鳴った。
もしあれが『泥』ならば、新種の生命体、しかも類似する種がほとんど無い、生物学上の大発見である。
俺はこの場に立ち会えた事を神に感謝しながら、向かいの棟にあるゼミの教授の部屋に飛びこんだ。
そこには、教授と、見慣れぬ顔が数名いた。
そのうちのひとりは、大きなビデオカメラを担いでいた。彼らは、教授の研究の取材でやってきていたTV局のクルーだった。都合が良すぎるくらいの好機。

「新種?」

怪訝そうに聞く教授に、俺は捲し立てるように説明する。動揺したままだが、それですべて説明出来るとは考えていなかった。とにかく現物を見てもらうために俺は必死になった。

「面白そうな話ですね」

TV局のクルーが食いついた。どうやら責任者らしい。
教授は相変わらず疑っているようだが、客人の関心を満たすため、全員で研究室へ行ってくれる事になった。
研究室に戻った俺たちの視界に、問題の水槽が飛び込んだ。
しかしその中には、『泥』は居なかった。
そして安岡の姿も。
俺は安岡を呼びながら研究室内を探し回った。だがそこには安岡の姿はなく、先ほど俺を驚かしたあの『泥』があったという痕跡も見つからなかった。
やがてTVクルーたちも苦笑いを浮かべながら顔を見合わせ始める。

「きみは私に泥を見せたいのではなく、顔に泥を塗りたいのかね?」

苛立っていた教授も皮肉を口にした。ヤバイ、このままでは……。

「また見つけたら、今度は直接持ってきなさい。あれば、の話だが」

教授は肩をすくめ、苦笑いするTVクルーをつれて自室へ帰っていった。研究室には安岡の姿を求める俺だけが残った。
俺は考えた。
安岡が『泥』を持ちだしたのか。しかし元々奴が見つけたものだ、どんな打算があれ、手柄を独り占めにするのはこのタイミングでは考えにくい。

実は、『泥』は偽物で、俺を引っかけるためのタチの悪い悪戯だった。……これは結構現実味がある。教授へのTV取材が来る事を知っていたらなおさらだ。
だが、動機がない。俺は奴に恨まれるような事はしていない。というか安岡とはゼミのメンバーとしてのつきあいくらいで、私生活などほとんど知らない。

あとは、『泥』が逃げたので追いかけた……ぐらいか。
……逃げ出す? そう言えば『泥』は水から出ると暴れるが、しばらくすると動けなくなるって言ってたな。でも暴れた様子はない。
よく見ると、安岡が研究室に『泥』を持ち込んだタッパーもそのままだ。室内には『泥』をしまえそうなケースが無くなったような形跡はない。

分からん。この状況を説明出来る決定打が何も無い。
いったい、俺がここから離れた、おそらく10分ほどの間に何があったのか。
何らかの消失ミステリーがここで起きたというのか。
しかし俺の頭では解き明かせそうにない。仰ぐしかなかった。


その可能性だけは無い、と勝手に思いこんでいただけに過ぎなかったのだろう。

あのとき感じた不快感の正体が何故、恐怖だったと――すべての生命が共通して持つ、原始的な感情の一つである事に何故気づかなかったのだろうか。

安岡は天井にいた。
ああ、その身体は、すっかり体液を搾り取られ、かろうじて分かる頭部以外の皮膚は全て爛れて小さくなっていた。
『泥』と一緒に。『泥』と一つになって。
『泥』は天井一杯に拡がって。

ああ、『泥』のあの笑みは、獲物を見つけたから。



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受信: 17:52, Thursday, Jul 23, 2009

■講評

選考委員の知らないジャンルで勝負しろ、蘊蓄を混ぜろ、といった内容が小説新人賞の対策本に書かれていたのを以前読みました。『泥』で言えば、泥酔にまつわる部分がそうですよね。切り口を工夫した点は気に入りました。
しかし最後でミステリーっぽい演出があるものの、取材や消失が全て都合良く進行して、異形のモノにやられるパターンも想定内となり、結果的に小さく纏まった感は否めませんでした。
ホラーで掌編を書くというのは難しい事なのだとつくづく思います。身内や知人が襲われる、自分が襲われる、自分もしくは知人身内が異形化する…。パターンからどれだけ逃れつつ捻りを加えることが出来るか、そこが作者の腕の見せ所となるのでしょうね。

アイデア・1

名前: 気まぐれルート66 ¦ 22:57, Thursday, Jul 16, 2009 ×


んー、上手くまとまっているとは思いますが、まとまりすぎて、予想通りの展開・・・でしたね。
最後に「安岡」を見つけたのも、ちょっと唐突で都合よく思えました。
まあ、「仰ぐ」→「安岡発見」の間があまりスムーズでないようにも思えるので、ここでちょっと引っかかってしまったのかもしれませんね。


名前: PM ¦ 21:01, Friday, Jul 17, 2009 ×


面白かったです。スラスラ読めました。が、『泥』という虫のアイデアは良かったのですが、ストーリーがありきたりのように思います。もう少し捻りを加えればもっとおもしろくなると思います。

名前: kazuo ¦ 17:25, Sunday, Jul 19, 2009 ×


部分的にラノベっぽい軽さが見受けられ、古い私には受け入れがたい文体でした。が、アイディアは良いと思います。

名前: kojima ¦ 14:57, Monday, Jul 20, 2009 ×


 泥の設定はいいですね。
 雰囲気があると思います。

 主人公を飲み込んだ所で終わるのでホラー映画で言えばちょうど最初の10分のところで終わった感じ。
 ちょっともったいなかったかな。

【アイデア】+1、【描写力】+1、【構成力】0、【恐怖度】0

名前: ユージーン ¦ 20:43, Wednesday, Jul 22, 2009 ×


『異物志・泥』を見つけ出した点は評価できます。よく知っているな、と素直に感心しました。
展開が、やや典型的かなと。そこだけが惜しいです。

発想・1 構成・0 文章・0 恐怖・0

名前: 三面怪人 ¦ 02:39, Friday, Jul 31, 2009 ×


【アイディア】+1
 泥、という目の付け所はユニーク。しかし、思いついた段階で止まってしまっているような印象で、発展がないのが残念。+0.5くらいだが、四捨五入。
【描写と構成】−1
 文章、少し言葉不足の悪文があったように思うが、可もなく不可もなく。
 構成、描写の労力を人間に裂き過ぎだと思う。もっと、泥について見せて欲しかった。教授を呼びに行くのを安岡、泥に襲われるのを主人公にして、その襲撃シーンを描写するのでも良かったのでは?
【怖さ】±0
 得体の知れない蟲が人を餌食にする、というのは世間的には怖い話の分類になるのだろうが、投稿作品の中では普通の出来事だと思う。内容は変えなくても、もっと怖がらせるための工夫を読ませて欲しかった。
【買っても後悔しない魅力】−1 一番読みたかった泥についての描写がとても少ないので。期待していたのに……。

名前: わごん ¦ 22:51, Sunday, Aug 02, 2009 ×


恐怖度1
構成力0
文章力0
アイデア1
泥という切り口は良かったですね。泥酔の意味もそういう事だったのかと初めて知って感心しましたし。しかし、展開に驚きがなかったかなあ…。いきなりテレビクルーが現れるし。
ラストの安岡が獲物に捕獲されて天井に張り付いている描写はえぐいですね。

名前: 妖面美夜 ¦ 23:19, Sunday, Aug 02, 2009 ×


面白かったです。
泥というのは意表を突かれました。
展開は悪く言えばありきたりなのですが、それを飽きさせずにうまく読ませていると思います。
ただ、面白すぎてあんまり怖くはなかったような。

アイデア  1
文章    1
構成    0
恐怖度   0

名前: 鶴の子 ¦ 20:48, Wednesday, Aug 05, 2009 ×


泥の笑顔というのがものすごく怖かったです。
笑うことができる目をもつ、獲物を見つけて笑うなど知能がかなり高い印象を受けて恐怖を感じました。

一人称の文体ですが、主人公がリアルタイムに頭の中で喋ってる言葉がそのまま表現されてるように感じたので、臨場感があっていいなと思いました。

*設定+1 *恐怖+1

名前: げんき ¦ 21:04, Saturday, Aug 15, 2009 ×


架空のムシを作る、という試みはちょっと反則気味ですが面白いです。
だからその分、ありがちなムシに喰われる話で終わってしまったことがもったいなく思います。

名前: もりもっつあん ¦ 01:29, Friday, Sep 04, 2009 ×


一人称でも、主人公の台詞はちゃんと台詞にしたほうがいいと思いますよ。
敢えてしないことに意味があればいいのですが、この場合はそうでもなさそうなので。

名前: あおいさかな ¦ 01:14, Wednesday, Sep 09, 2009 ×


主人公のツッコミに+1
『異物志』が出てきたときは、おっ?と思って期待したのだが、オチの部分がよくある寸止めオチだったのが残念。

名前: 水本しげろ ¦ 20:14, Friday, Sep 18, 2009 ×


[泥」の創造に感心しました。
虫かどうかはの判断は微妙でしょうが、それらしい出自のモンスター大好きです。

アイディア 1
描写力   0
構成力   0
恐怖度  −1

名前: ユーコー ¦ 22:54, Saturday, Sep 19, 2009 ×


着想は面白かったのですが、泥=虫はやや強引なイメージがいたしました。先にこれに似た別のお話をすでに商業化された本で読んだ事も少し響いています。
そちらは泥ではなく、土ではありましたが。
申し訳ありませんが、こちらの評価で。

名前: 籠 三蔵 ¦ 07:47, Thursday, Oct 01, 2009 ×


ネタはちょっと面白いです。けっこう脅威ですよね、この存在(泥)は。この子をもっと活躍させてあげたかったです。せめて活躍の予感を・・・。

名前: 読書愛好家 ¦ 15:47, Thursday, Oct 01, 2009 ×


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