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スイーツ
「行かないで……」
 百合恵はささやくように言った。
「お願いだから一人にしないで」
 何とか笑顔らしきものを作り出そうとしていた。自分の身の上に降りかかった出来事を否定しようとしていたのかもしれない。事実を受け入れない事で事実を消してしまえるかのように。
 彼女はまるでハエ取り草に捕まったハエのように、ひしゃげた車体のシートとダッシュボードの間に挟まれたまま俺に懇願していた。自分をこんな真っ暗な場所に残して行かないで、と。
 もしかしたら彼女はわかっていたのかもしれない。
 だが俺はまったくわかっていなかった。

 助けを呼んでくるから、大丈夫だから、と彼女を元気づけ、運転席側の窓から這い出して真っ暗な中、10メートルほどの急斜面を夜の峠道までなんとか這い上がった。
 ほとんど垂直な崖のような場所で、普段なら登る以前にあきらめていたと思う。
 だが、その時の俺もまた普通じゃなかった。



 俺がスピードを出しすぎていたせいだ。
 彼女があんなに怖がっていたのに、耳を貸すどころかもっとアクセルを踏み込んだ。スリルを楽しませているつもりだったが、その代償はあまりにも大きかった。
 あんなバカな事をしなければ。
 彼女を助けなければ、助ければ何もかもを帳消しにできるかもしれない。後でそんなこともあったねと笑える日が来るかも知れない。
 人は追いつめられると、ありもしない可能性にすがりついて、ありえないような事をやってのける。
 その時の俺がそうだった。



 だが、レスキューチームが現場を特定し、救助のために崖を降りた時、既に彼女は絶命していた。
 彼女は迫りくる死の恐怖に脅え、なすすべもないまま苦痛とともに最後の時をたった一人で過ごしたのだ。
 どれほど寂しかった事だろう。
 俺は本当にバカだった。


 ――――――――――


 数年後、俺はあちこちに頼み込んで金を借り、小さなケーキ屋を始めた。
 百合恵の夢は一流のパティシエになる事だった。
 俺がケーキ屋を始めた所で今さら彼女への何かの足しになる訳じゃないが、彼女が見ていた夢がどんな物だったのか知りたいと思ったのだ。



 いろいろと思案した結果、材料にこだわる事にした。既存の店はそれなりの信頼を獲得しているのだから、後から追いかけるのはどうしても不利になる。レシピを工夫しても限界がある事を考えれば、最初から違う土俵で、有利な地点にスタートを設定すればいい。
 俺は北海道のそれなりに有名な農場と契約し、その農場のブランドを使わせてもらうことにした。濃厚な牛乳とクリームはシンプルなレシピで十分に生かせる。ブランド・イメージも同時に獲得できる事になる。その分、金はかかる訳だが。

 それでソフトクリームを出すと、すぐに人気になった。当然と言えるだろう。高い原料で格安に提供しているのだから。ウチとしてはほとんど利益にならない。
 しかしソフトクリームは持ち帰れないから自然に店の周りには女性が集まり、女性が集まる事で女性が入りやすくなり、手軽に味を試してもらう事で店の売り上げを徐々に引き上げてくれた。
 特別な材料を使っているとタウン誌で紹介してもらうのにも有利だ。ライターにとっても記事にし立てやすいからだ。

 俺がパティシエのように直接、菓子と関りがないのがかえって良かったのかもしれない。少し離れた立ち位置から現状を冷静に見つめる事ができる。
 俺の店は既存店を押しのけてしっかりと足場を固める事ができた。
 最近は遠隔地からも評判を聞いてやってくる人もいる。
 そろそろ2店目を出してみてはどうかという話が出はじめた頃の事だった。



 店に行くとレジの子に呼び止められた。
「楠木さん、あれ。ほら」
 黒い大きなアゲハチョウが開店前でまだ客のない店内を優雅に舞っていた。
 俺が店に入る時に一緒に入り込んだのかもしれない。
 女の子がホウキを持って、開いた窓の方へ誘導してやると、しばらく逃げ回るように店内を飛んだあと、あきらめたように飛び去って行った。
「楠木さんは女性客だけじゃなくて蝶まで連れてくるんですねえ」
 そう言って笑う。
 お世辞とわかっていても悪い気はしなかった。


 ――――――――――


 そう言われてから気をつけていると、蝶としょっちゅう出くわすことに気づいた。
 別に田舎のど真ん中という訳じゃない。地方ではあるが政令指定都市の都市部だというのに、その辺の道を普通に歩いているだけで、まるで俺を先導するかのようにひらひらと飛んでいたりする。
 蝶は店の中に飛び込むと追い出されるせいか、ガラス張りになっている店の外を飛んでいる事が多い。それに気づいた女性客が指を差したりしていた。
 だが、それを笑って見ていられない日が来た。



 ある夜、閉店した店の中で帳簿を整理していると視野の端を黒い物がひらひらし始めた。
 例のアゲハチョウだった。
 店の女の子のマネをして店外に追い出そうとしたがどうしても出ていかない。ホウキを掲げて店の中をうろうろするのに嫌気が差し、あきらめて書類整理に戻る。
 するとそいつはふらふらと事務スペースまでやってきて、目の前のファイルケースの角にそっと止まった。

 普通、蛾は羽を広げて止まるが蝶は羽を立てて止まる。
 だが、蝶も時々、羽を広げて止まる事がある。最初はいつものように羽根を立てて止まり、何度か羽根を小さく、そしてゆっくり開閉してから徐々に大きく広げて行く。
 その時もそうだった。
 最初は小さく開いたり閉じたりしたあと、ゆっくりと羽を開いてゆく。
 普段は見る事ができない羽と羽の間を広げると、そこは目があった。

 それぞれの羽にひとつずつ。
 良くあるような丸い形ではなく、人間の目のようなアーモンド型をしていて、ちゃんと白目の中に瞳がおさまっている。
 決して模様などではなかった。
 瞬(まばた)きしたのだから。

 その目を見た途端、俺はすぐに、あの日、転落事故で死んだ百合恵の目だとわかった。
 理由などない。
 だがはっきりとわかったんだ。
 彼女は死してなお、俺の事を見守っていたのだ。
 俺がこの道を選ぶ事になったのも、どこか無意識のうちにその事を感じ取っていたのかもしれない。



 それからも蝶はあいかわらず俺の周り飛び回っていた。
 普段は決して羽の内側を見せないが、俺が一人でいると羽を広げてじっとこちらを見つめている。
 悲しげなようにも見えるし、とてもおだやかな表情にも見える。
 何かを訴えたかったのかもしれないが俺にはそれがなんだかわからなかった。
 彼女には口がなかったから。


 ――――――――――


 それからしばらくして、店の女の子が急に辞めると言い出した。
 嫌な予感がしたが、予感は的中した。
 彼女もまた蝶の目を見たというのだ。
 それも自分の住んでるアパートの部屋に出たというのだ。
 彼女によると、蝶は自分の存在を誇示するかのように足場のない白い壁のまん中にしがみ付き、羽についていた目は彼女の方をうらめしげにじっと見つめていたという。

「怖くなって手元にあったティシュの箱を投げ付けたんです」
「潰したのか?」
 普通に聞き返したつもりだったが、もしかしたら声に必要以上に力がこもっていたかもしれない。
 それまで足もとを見ていた彼女が俺の方を見上げた。
「それが、いないんです。潰れたのかなと思って箱をどけてみたんだけどいないし、どこにも飛び去ったりもしていないのに、どこにもいなかったんです。そしたら今日もお店の外を飛んでいて。あれが毎日いるかと思うと我慢できなくて」
 俺は彼女を引きとめることはできなかった。



 それ以来、ウチの店は従業員の居着かない店になってしまった。
 仕事になれたかと思うとすぐに辞めてしまう。
 俺は辞める理由をいちいちたずねたりしなくなった。
 それと前後して客足も遠のきはじめた。
 少し離れた場所にできた新しい店の影響もあったのかもしれない。
 なんとか営業は続けられそうだったが、以前のように店がにぎわう事は無くなってしまった。



 ある晩、やはり一人で帳簿の整理をしていると彼女がやってきた。
 いつもと同じように目の前のファイルケースに止まって羽を開いてこちらを見つめている。
 俺は手元にあった雑誌を手に取り、頭の上にゆっくりと振り上げた。
 今なら確実にこいつを潰せると思った。
 全てを終わらせられる。何もかも元通りになるはずだ、と。

 彼女はこちらをじっと見上げていたが逃げようとはしなかった。
 まるで俺に潰されるのを待っているかのように。
 だが、どうしても雑誌を振り下ろす事ができなかった。
「お願いだから一人にしないで」
 あの時に聞いた百合恵の最後の言葉が頭の中を行ったり来たりしていた。


 ――――――――――


 あまり気持ちの良くない噂が広がるようになり、2号店の話も立ち消えになってしまった。
 今でも店は何とか潰れない程度の売り上げはあったが、それでも時々、真っ青な顔をして店を走り出て行く客がいる。
 理由はわからない。
 でも、そんな時は決まってあの蝶が店の中を飛んでいた。
 飛んでいるんだから羽の間の目を見ることはできないはずだが、そういうお客さんにはもっと特別な能力があって、普通の人が見る事ができない何かを見ていたのかもしれない。



 最近、「ネットショップをはじめてみないか」という誘いを受けるようになった。
「そうすれば店の物理的な制約を受ける事なく商売できる。お前の所の商品ならきっとネットショップで十分に売り上げが伸ばせるはずだ」と言うのだ。
 確かにそうすれば以前の売り上げを回復できるかもしれない。
 今よりもさらに売り上げが落ちる事があれば、事業を続ける上で選択の余地がなくなる事も確かだ。
 だとしたら準備は早めに取りかかっておいた方がいい。

 だが俺はどうしてもためらってしまうのだ。
 それは店の女の子が休憩用のスペースで携帯で友達とひそひそと噂話をしているのを偶然、耳にしてしまったからだ。

「なーんかね、出るらしいんだよね。――そうそう、出るったらそれしかないでしょ? 毎回じゃないよ。私の時は何ともなかったし。毎回じゃ怖くて食べられないじゃん。すぐに逃げるって。店員割引で買えるから働いてんのに。あはははははは。――――ここができてホラ、めちゃめちゃヒットしたじゃん? それでさ、潰れた所があったでしょ?――――そうそう、あのあっちの角にあったお店。そこのパティシエが自殺したんだって――――え? 本当かどうか知るわけないじゃん。私も聞いただけだし。――それでね、出るらしいんだよね。そのパティシエ、蝶野とかいう名前だったんだって。で、店が「ブルーベルベット」でしょ。絶対だって。――――ウチで買ったスイーツの箱を開けると、部屋の向こう側にでっかい青い蝶止まってて、羽の所についてる目でこっちをすんごい勢いで睨んでくるんだって」

 休憩スペースからちょうど死角になる場所にいた俺はその場に座り込みそうになった。
 そういえば俺は辞めていった店員たちに蝶の色をたずねたことはなかった。
 あの黒い蝶ばかり気にしていたせいで、それ以外の蝶の存在など最初から眼中になかったのだ。
 そうさ。蝶にはいろいろな種類、いろいろな色の奴がいるんだよ。
 大きい奴、小さい奴、白い奴、青い奴、黒い奴、黄色い奴。

 今も店の外を見ると、小さな赤い蝶を黒い大きな蝶が追いかけ回している。
 まるで自分の縄張りを犯した相手を追い払おうとでもするかのように。
 俺はこの店を自分の力で成功させたと思っていた。
 だが、どうやらこの世界、俺が考えているほど甘くはなかったようだ。



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着目点は良いと思うが、蝶の色だけではなく大きさにも触れた方が良かったかも。イメージとしては、黒い蝶の方が怨念が籠もってそうだが。どうせ色に触れるのなら、百合恵が好きな色だとか好んで着ていた服の色だとかにした方が、蝶が百合恵であるという印象付けが出来た .. ... 続きを読む

受信: 20:28, Tuesday, Sep 15, 2009

■講評

恐怖度0
文章力1
構成力0
アイデア0
結局営業妨害の蝶は、百合恵ではなかったのですか!?
長い文章のわりに読みやすかったのは良かったのですが、話が途中から混乱してきました。
不気味な蝶の話から、突然女の子の噂話で急ぎ足で解決に導こうとした感がありますね。ちょっとラストに無理があるかなあ。
文章力はあると思うのですが。

名前: 妖面美夜 ¦ 00:28, Wednesday, Aug 12, 2009 ×


 丁寧にネタをふってぜんぜん違う所に落としてる辺りが芸が細かいですね。
 展開が練られていると思います。

 ラストを女の子の一人がたりでまとめてるのがちょっと苦しい所かな。
 駆け足になった感じがしますかね。


【アイデア】+1、【描写力】+1、【構成力】+1、【恐怖度】0

名前: ユージーン ¦ 21:29, Wednesday, Aug 12, 2009 ×


蝶の色とは!うまく裏切られました。
ただ俺の語りが饒舌なのは、この作品ではちょっとマイナスな感じがします。
蝶の種類と色紹介の前後が、もう少し磨かれた終わり方であれば良かったかと思います。
また、友達と携帯でひそひそと噂話にしてはこれだけはっきりと会話が聞こえるのも不自然なので、断片提示ぐらいでとどめた方が無難だったかもしれません。

ケーキ屋開店までの流れも苦労面を描くなどして、もっと本物らしさを出してあればと思いました。加えて、冒頭で彼女が絶命に至るほどの事故だったのに俺は全く怪我がなさそうに見えてしまうので、細かい部分の配慮もほしいところです。

描写力・−1、アイデア・1

名前: 気まぐれルート66 ¦ 23:52, Wednesday, Aug 12, 2009 ×


読み易くはありました。
が、冒頭の事故現場のシーンと、その後のケーキ屋のシーンで、なんか主人公の心理が一貫していないような気がしました。
妙にさっぱりしてるというか…。
経営に頭いっぱいといった感じなので、もっと深く百合恵のこと引きずってもよかったんじゃないかなあと思います。
最後もなんか一人で納得して…って感じなので、もうちょっと全体的に一練り必要かなぁと思いました。


名前: PM ¦ 19:41, Sunday, Aug 16, 2009 ×


なるほど面白い。意外性があります。
彼女の最期に寄り添えなかったことを悔やみ、角のお店のパティシエのことなどに考えも及ばない主人公が結構好きです。
この長さでも収まりはいいけど、思い切って倍の長さをとって、小野芙由美の「ゴーストハント」風にしてみてもイケるんじゃないかな、と思います。

文章―+1
構成―+1
恐怖―0

名前: あおいさかな ¦ 02:22, Saturday, Aug 22, 2009 ×


ラスト、いいですね! 冒頭からこの主人公はあまり視野が広くはない印象があったのですが、それが伏線となっていたとは気付きませんでした。いい意味で裏切られて、それまでまったり読んでいたのですが、ラストでテンションが一気に上がりました。

*構成+1 *ラストの衝撃+1 

名前: げんき ¦ 00:26, Wednesday, Sep 02, 2009 ×


瞬きをする蝶に恐怖を感じました。
店の栄枯盛衰の描写は、丁寧ですがやや冗長に思います。1つ1つの場面全体をしっかり描きすぎではないでしょうか。
オチは2回読んで始めて納得できました。これは予想外ですね。

オチ+1
構成−1
アイデア+1

名前: もりもっつあん ¦ 00:55, Wednesday, Sep 16, 2009 ×


・アイディア+1
 羽に目玉のある蝶というのは面白い。ラストで一匹だけではないと気づく展開も。
・描写と構成±0
 可もなく不可もなく。やや不可多目。
 細かいこと。「有利な地点にスタートを設定」材料にこだわっている先行店も沢山あると思うのだが。その後のとんとん拍子も、どうにも嘘臭い。別に強引に大成功にする必要は無いのでは。「飛んでいるんだから羽の間の目を見ることはできないはずだが、」別に見えることもあるのでは。低い位置に飛んでいるのを上から見るとか。
・怖さ±0
 情緒優先で怖くない。退屈。マイナス寄りの0。
・買っても後悔しない魅力−1 描写で感じた違和感や、恐怖の薄さが積み重なって。全体的に推敲・恐怖不足で、いまいちな気がするので。

名前: わごん ¦ 15:37, Thursday, Sep 17, 2009 ×


情報提供を目的とした会話に、大事なオチを任せるのは作者の怠慢ではないでしょうか。それ以外に何か、的確な表現方法は無かったのかなと思います。
情報提供が主たる会話文は、現実には有り得ない饒舌さに満ちています。そこで気持ちが萎えてしまう読者も確かに存在するのです。

発想・1 構成・0 文章・-1 恐怖・0

名前: 三面怪人 ¦ 02:27, Friday, Sep 25, 2009 ×


角の店が潰れたときには、百合恵さんの蝶が妨害行為をやっていたということでしょうか?
最期のオチが、死後転生のこの世の壮大な仕組みに気がついてしまったというものにまですんなり昇華できれば、衝撃度は大きかったんですが、そこらへんがよく分からないまま終わってしまった感じです。
主人公の周囲でのみ起きている現象なら、そのへんの理由付けが必要かと。

アイデア  1
文章    0
構成   −1
恐怖度    0

名前: 鶴の子 ¦ 08:23, Friday, Sep 25, 2009 ×


蝶は死者の魂の象徴というわけですね。
自分の知らないところで店のために活動していた黒い蝶が健気で、それでいて執念のような部分も感じさせて良い。
オチに捻りがあるところも良かったです。

名前: 水本しげろ ¦ 22:37, Friday, Sep 25, 2009 ×


タイトルにもってくるほどスイーツが重要だったろうか?何故蝶なのだろうか?と設定が置換可能な気がしてしまいました。文章はよいと思います。

名前: 読書愛好家 ¦ 23:38, Thursday, Oct 01, 2009 ×


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