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中毒感染
「部屋に幽霊が出るようになっちゃったの」
 学食で安いカレーをつつきながら、今日の午後をどうやって過ごそうかと考えていると突然、沢渡こずえが打ち明けた。
 言われてみればひどく顔色が悪い。聞けば最近、あまり良く眠れず食欲もないという。
 僕は幽霊話や怪談はどちらか言えば嫌いじゃない。むしろとても興味がある。その手の本を買ってはそうした経験談を読んでぞくぞくとする時間を過ごすのは奇妙な知的好奇心を満たしてくれる。人間が持つ決して表に出る事のない側面が漏れ出てくるからだ。
 だがそれは本の中の話だ。自分がこうして直接、向かい合う事になるとは思わなかった。

「高藤君、悪いんだけどさ、今夜、ウチに来てくれないかな。もしかしたら私以外の人がいたら出ないかもしれないし、出ても高藤君がいれば証人になってくれるでしょ」
 証人って言われても、一体、誰に何を証明するっていうんだろう?
 彼女は霊感があるという事でちょっとした有名人だった。引っ越しや悩み事があると相談する人は多い。だがそのせいで彼女は特別な人間としてあつかわれ、普段は敬遠する人が多い。相談役は困っている時は役に立つがそうでなければうるさいだけだ。
 だが僕だって男だし、彼女は紛れもなく女だ。いつも地味な服装でまったく目立たず、男たちの間でも彼女の霊感を気味悪がる者が多いせいかそっちの方面では話題になる事がまったくなかったが、素材がそれほど悪いって訳でもない。部屋に招待されればいろいろ期待したくなるのが男ってもんだ。
「こっちはかまわないけど。どうせ暇だし。でも霊とか見た事ないしさ。霊感とかないし。役に立たないんじゃないの?」
「霊感アリとか名札をつけててくれればその人に頼むんだけどね」
 それはそうか。
「霊感しか能が無い私が霊感で苦労するなんて皮肉よね」
 そう言って彼女はうつむいた。
 携帯の番号を交換し、夕方にあらためて連絡をすると言い残して彼女は学食を出ていった。





 彼女は六畳一間に小さなキッチンの付いたアパートに住んでいた。
 元はキレイに片づいていたのかもしれないが、今は雑然とした感じだった。
「汚くしててゴメンね。最近、怖くて部屋にあんまりいられないから。ちょっと待っててね」
 バタバタとコタツの上に積んであった食器やら散らばったクッションやらを整理しはじめる。今夜は一人じゃないと安心したせいか、少し表情も明るくなったようだ。てきぱきと部屋を掃除し、手作りの夕食を用意してくれた。
 彼女の方はあいかわらずあまり食欲が無い様子だったが、僕の方は久しぶりに食べる和食中心の手料理に満足させてもらった。

 コタツに入ってテレビのバラエティー番組を見ながらありきたりな世間話をしているうちに時間が過ぎていく。
「ゴメン。なんか眠くなってきちゃった。今夜は眠れそう」
 そう言うと押し入れから毛布を引っ張り出し、一枚を僕に押しつけてからこたつに入ったまま毛布にくるまって横になった。
 まだ10時だ。彼女の方は寝不足で大変らしいが僕はまだまだ眠れそうにない。テレビを見ながら時間を過ごす他ない。

 退屈な長い夜を覚悟したが、それはまったくの杞憂だった。



 足をつつかれて目を覚ました。眠っていたらしい。コタツの上に右の頬をくっつけて。
 いつの間にか明かりは消され、テレビの光が揺れ動きながら部屋を青白く照らしている。薄明かりの中に彼女の顔がぼんやりと浮かぶ。横になったまま目を見開き、辺りを探るように見ていた。
「聞こえるでしょ。小さな音。壁を向こうから叩くみたいな」
 彼女の緊張がこちらに伝染し、頭を動かさないように気をつけながら辺りに耳をすます。
 しばらく聴覚に全神経を集中してみたが、ボリュームを絞ったテレビから陽気なCMのBGMが流れてくるだけで、それ以外には何も聞こえなかった。

「今度はラップ音が」
 彼女の目が今度は天井の方をきょろきょろとうかがう。
 ラップ音というのは割り箸を折った時のようなパキとか、ピシとかいう音だ。幽霊が出る時の前兆現象とされる。僕のよく読む心霊関係の本にはそう書いてあった。天井裏の方から聞こえてくる場合が多い。
 だが、やはり僕には何も聞こえなかった。
「聞こえない。何も」
「音がしてるじゃない。ほら。……やっぱり霊感がないと聞こえないんだ。まともな音じゃないんだ」
 彼女は驚くどころか、僕の言葉に納得して安心したかのようにさえ見える。それでもあいかわらず身体を硬直させたまま、眼だけがくるくると激しく動いていた。
 僕の方は彼女の様子を見ているうちに、だんだん緊張がこちらにも感染したかのようだった。見えない気配を探るうちに、部屋の中に詰まった闇がぐんぐん迫ってくるように思えて息苦しくなってくる。

「か、壁を見て。顔が。女の人の顔が浮かび上がってるでしょ」
 二人の正面にある壁の方を彼女の視線は示しているが、やっぱり何も見えない。
 だが、もう、彼女は僕の事はどうでもいいようだった。僕にかまわず、ひたすら周囲で起きる怪奇現象を解説していた。
 こっちも返事をする事もできずに震え上がっていた。彼女の話す怪奇現象が怖いのか怯える彼女の様子が怖いのか区別が付かなくなっていた。

 突然、彼女が跳ね起きる。僕もびっくりして身体を起こした。
 彼女が悲鳴を上げながら僕に抱きついてきた。
「取って! 取って! 取って!」
「な、何を」
「虫が! 虫が腕を這ってるでしょ! たくさん! 何なのよ! これ!」
 彼女はそう言って激しく両腕の何かを払い落とそうとしている。僕は目に見えない何かを払い落とすのを手伝った。



 奇妙な実況中継と押し殺した悲鳴が2、3時間続いた後、彼女はぱったりと倒れて眠り込んだようだった。
 本人はまったく眠っていないと思っていたようだが、こうして断続的に何時間かは眠っていたんだろう。
 彼女の睡眠時間の心配よりも、ともかく彼女が落ち付いてくれた事で安心できた。
 何も見えず、聞こえなかったが、見えないという事はそれはそれで恐ろしい。彼女の恐怖が共有できない事がまるで世界から自分だけが阻害されているような奇妙な精神の失調をもたらす。僕はなにもできないまま、ただおろおろし、冷や汗を流し続けた。
 ともかく、彼女が眠ったらしい事を確認して、僕もまた眠りに落ちた。いやらしい事をほんの少しだけ期待していたけどとてもそれどころじゃない。早く朝になってくれる事だけを願っていた。



 右腕にひんやりとした物を感じて目が覚めた。残念な事に辺りはまだ暗く、朝までにはまだ間があるようだった。
 頭を起こして右側を見ると、彼女が左手で僕の右腕を抑え、右手に注射器を持っていた。
「私ね、子供の頃、すごく霊感が強かったんだ。でもだんだん弱くなって、最近は何も見えなくなってたんだけどね、このお薬のおかげでまた昔みたいに霊が見えるようになったの。あなたもきっと、この薬を打ったら見えるようになるから。そしたら私みたいにこの部屋にいる奴らが見えるよ。きっと。大丈夫」
 揺らめくテレビの光が炎のように彼女の横顔を照らし、きゅうっと吊りあがった口唇の両端が仮面に貼り付けられた笑いの様に見える。暗い闇に通じる穴のような瞳が冷たくこちらを見おろしてた。
 僕は全身の産毛が逆立ち、生存本能が彼女を力一杯突き飛ばしていた。ごつりと固い物同士がぶつかる不気味な音がしたが、構わず両手で靴をひっつかむと部屋を飛び出す。
 肺が爆発しそうなほど激しくあえぎ、両足が今まで経験した事のない速さでアスファルトを蹴っていた。
 どこまで走ったのだろう。
 そう考える冷静さが戻ってきた時、身体が統制を失ってつんのめるようにして道に倒れた。
 僕はとんでもない事に巻き込まれてしまったかもしれない。そう思ったがもはや手遅れだった。






 そのまま友人のアパートに転がり込んで、友人と先輩に頼んでそれまで住んでいた部屋を引っ越した。
 彼女が追いかけてくるかもしれないと思うと気が気じゃなかった。
 ジャンキーとのおつきあいなんてまっぴら御免だ。
 しばらく大学に顔を出さずにいると、彼女が逮捕されたという噂を聞いた。あまりの奇行でついに通りがかりの人に暴力をふるったという事だった。
 彼女には申し訳ないが正直、これで大学に戻れると思うとありがたかった。
 心霊関係の本もしばらくは眼にしたくも無い。あんな思いをした後じゃとてもじゃないが以前のように楽しむ事はできない。





 新しい部屋に引っ越して一ヶ月ほどした頃、2人組の男がやってきた。既に日は傾き、冬の終わりの風が刺すような冷たさを増していた。
 保健所の名刺を渡されたが、それにしてはやけに物々しい感じだった。
「沢渡こずえさんをご存じですよね? 実は彼女から日本ではほとんど見られない風土病のウイルスが発見されまして。それで彼女と接触したことのある人にこうしてお話をうかがっているんですよ」
 2人の話によると、そのウイルスは人間の体内に入ると脳にまで達する。そうすると脳に膿瘍ができ、その膿瘍からの分泌物が、その病気の発生する地方に生息する昆虫の体液を求めるようにさせるという。
「その特定の昆虫の体液を少量注射するとしばらく収まるんですが、そうしないと禁断症状が出るんです。それでウイルスに感染した人に高値でこの昆虫の体液を売りつける人がいるんですよ。それ自体はまったく無害なので違法な薬物に指定できない。感染させた事自体は傷害罪に当たるんですが立証がほとんど不可能なので法的にはまったくのお手上げでして」

 僕はてっきり、彼女が覚醒剤か何かの違法な薬物に手を染めているのかと思ったがそれは間違いだった。霊感の強くなる薬とだまして昆虫の体液を売りつけるために、何者かによってウイルスに感染させられたのだろう。意図的に感染させない限り「顧客」を正確に見つけ出す事はできない。
「膿瘍に脳が圧迫されると幻覚を見たりする事があるんです。それで奇行に走ったり、暴力的になったりと。それでこうして感染が広がらないようにお訪ねして回っているんです。血液感染でしか増えないので非常に濃密な接触をしなければ感染することはないんですが」

 そうだ。彼女を突き飛ばした時、彼女は右手に注射器を持っていた。
 はたしてあの注射器のピストンは既に押し下げられていたのか? それともただ手に持っただけだったのか? 
 そういえば最近、やけに喉が乾くような気がしてたんだ。
 しかし水を飲んでも飲んでも渇きは収まらず、むしろ強くなる。違う何かを身体が求めているような、そんな気がしてたような気もする。
「その病気って……治療法はあるんですよね?」
「もちろんですよ」
 保健所から来たという男がそう言って笑う。だが、だったらなんで銀色の手錠をポケットから出してるんだよ。
 なんで保健所の職員のくせに、2人そろって分厚いコートとスーツの上からでもわかるぐらい身体がゴツいんだよ。こいつらならきっと、そこらのボディービルダーだって簡単に4つに畳んで箱に詰めてリボンを付けて配達できるだろう。

 もちろん僕も何の抵抗もできないまま、側面に何も書かれていない白ナンバーのバンに放り込まれた。
 そういえば、そんな妙な病気の話は今までに聞いた事がない。
 もしかしてそういう病気は「公式には」存在しないって事か?
 バンはタイヤをきしませながら冬の夜の闇の中を突っ走りはじめた。



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受信: 20:37, Thursday, Sep 24, 2009

■講評

 時事ネタって事でしょうかね。w
 まあ、一人で突っ走っていく人間の独特の怖さってのはありますよね。

 全体的に小粒な感じなので、もうちょっと盛り上がると良かったかな。

【アイデア】+1、【描写力】+1、【構成力】0、【恐怖度】0

名前: ユージーン ¦ 21:34, Thursday, Sep 03, 2009 ×


恐怖度0
文章力1
構成力0
アイデア0
長いお話を頑張って書かれていると思うのですが、後半の展開が急ぎ足すぎているのと、パターン的によくあるネタでもあるので、文章力などでもう少し読ませていただきたかったかな。

名前: 妖面美夜 ¦ 16:48, Friday, Sep 04, 2009 ×


うーん、正直、展開としては「なーんだ」という感じでガッカリでした。
このオチに持ってくなら、前半、もうちょっとコンパクトにまとめられたんじゃないかなぁと思います。

名前: PM ¦ 20:29, Tuesday, Sep 15, 2009 ×


白いバン・注射器・風土病・這う虫・気が狂う同級生といったアイテムが、どうも某有名ゲームを模倣しているような気がしてなりません。
同級生と保健所職員、2タイプの不気味さはじわりととくるのですが、急展開・説明が多く、読みにくかったのもマイナス要因です。

アイデア-1
描写+1

名前: もりもっつあん ¦ 07:50, Wednesday, Sep 16, 2009 ×


・アイディア±0
 いまいちに思う。相談を持ちかけてきた相手が狂っている、というのはよくあるし(確か、ネット上の小話にもあった筈)、種明かしも、よくあるMIBとかの域を出ていないと思う。風土病も、プラスにするほど独創的には感じなかった。「ひぐらし」と似ている、とまでは言わないが……。
・描写と構成±0
 可もなく不可もなく。注射器のくだりは、少しひやりとするかも。
・怖さ±0
 内容が悪いのではなくて、ありがちなのが。
・買っても後悔しない魅力−1
 ありがち過ぎて、面白みが感じられないと思う。

名前: わごん ¦ 22:23, Sunday, Sep 20, 2009 ×


こずえさんを途中まで、「なりきり霊感女」か「サイコさん」だと思って読んでました。注射器のくだりも、昔の昆虫採集セットにあったような、なんちゃって注射器を勝手に想像してたところ、

>そのまま友人のアパートに
ここからの展開で、ジャンキーという言葉が出てきてハッとさせられたのが小気味良かったです。いきなり日常に引き戻された感覚が素敵でした。
それで納得しかけていたところに、再度の展開で「風土病」というオチ。これがすごく読んでて気持ちよかったです。

*展開+1

名前: げんき ¦ 23:52, Monday, Sep 21, 2009 ×


これは逆に書きすぎちゃった感じがしますね。
最後が謎めいた終わり方にはなっていますが、たくさん書いてしまったために説明した部分が多すぎて、既に読むべき行間があまり見当たらない印象です。

もしかしたら彼女とのやりとりに力を入れて書かれたのかなとも想像できるのですが、作品に不気味さを出されるのなら、思い切って必要なところだけをスパッと見せた方が良かったように思いますよ。
それほど書くべき事がないのに、前半部分でちょっと長めに書かれたのかなという気もします。

名前: 気まぐれルート66 ¦ 19:00, Wednesday, Sep 23, 2009 ×


恐怖 1
雰囲気 1
薬物や病気によって我を失っていく人々の姿は、確かに恐怖を呼び起こすものであると思います。ですが、少し物語りの運びがあっさりしすぎているように、私には感ぜられました。

名前: 白長須鯨 ¦ 17:10, Friday, Sep 25, 2009 ×


>そういえば最近、やけに喉が乾くような気がしてたんだ。
 しかし水を飲んでも飲んでも渇きは収まらず、むしろ強くなる。違う何かを身体が求めているような、そんな気がしてたような気もする。

気がするだけなのか、と。
一番大事なところでしょうに。自分の体に異変が起きているのだから、そこを突き詰めて書いて欲しかったですね。

妙なところが能弁な割りに、肝心なところを書き急いでいるのが何とも残念です。

発想・0 構成・0 文章・-1 恐怖・0

名前: 三面怪人 ¦ 17:17, Friday, Sep 25, 2009 ×


発想ー1 文章+1 構成ー1 恐怖0
何だか唐突に出てきてなおかつ都合のいいウイルスだなあ、と。
電波な人に見込まれる、じつは感染していて云々、というありがちな話をうまくつなげようとして失敗したような感じです。
文章自体はうまいと思います。内容を間違えただけで、もっと書ける人なんじゃないでしょうか。

名前: 戯作三昧 ¦ 04:35, Saturday, Sep 26, 2009 ×


風土病と昆虫の体液の関係がリアリティを欠いているかなあと思いましたが、結局保健所職員も正体不明で風土病の件も嘘かも知れないわけですね。
これだと、うまく話が落ちていない感じで、何が何だか分からない終わり方になってしまったと思います。

アイデア   0
文章     0
構成    −1
恐怖度     0

名前: 鶴の子 ¦ 04:35, Sunday, Sep 27, 2009 ×


実話怪談風に始まって、サイコ系で急展開して、都市伝説風に終わった。
そんな印象をうけました。
意外性のある構成ではあるのですが、中盤以降が駆け足過ぎて、読み手が置いてかれた感じです。
文章はとても読みやすかったので、もう少し丁寧書いてあれば良かった。
タイトルの「中毒感染」は面白いと思いました。

名前: 水本しげろ ¦ 20:48, Thursday, Oct 01, 2009 ×


雰囲気嫌いじゃあありません。
仕掛けを模索している感じが良く現れています。
ただ、闇の中に注射器を構える女性の描写をもっとさりげなくしたり、拉致される主人公ももっとリアルな攫われ方をして、「都市伝説」的な仕上げにした方がよかったかなと自分は思ったりいたしました。

名前: 籠 三蔵 ¦ 20:58, Thursday, Oct 01, 2009 ×


 何でしょう。最後の男たちはメン・イン・ホワイトってワケですかw。
 「怖くてあんまり部屋にいられない」のに何故、クスリをやめないのか? 昔霊感少女だったことは、腕を虫に這われてまで捨て難い魅力なのか? あるいは内心主人公に惚れていて、怖いというのは連れ込むための口実だったと解釈しようと思ったけれど、そしたら半ばのイッちゃってるシーンが邪魔をする。(何より主人公の期待が成就しなかったことが!)

「アリに運ばれし怨み」の講評でも書いたけど、これも理由付けが足りない例です。

名前: あおいさかな ¦ 01:14, Friday, Oct 02, 2009 ×


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