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赤いあいつ
【御欠席】の『欠席』にマルを付けて、『御』の字に大きくバッテンを書く。
 我ながら何をやってるんだろう。そんなマナーを守る相手でもないだろうに。
 どうせこういう返事を望んでるくせに、よくもまあ案内状なんかヌケヌケと出せるもんだ。
 それとも本気で「過去は水に流して、僕たちの新しい門出を君にも祝って欲しい」なんて思ってるんじゃないだろうな。
 いっそのこと出席して、何もかも洗いざらいブチ蒔けてやろうか。
 あんたにいくら取られたか。
 あんたに何度殴られて、何度入院したか。
 誰がわたしから、子供を抱きしめる喜びを奪ったのか。
 ――馬鹿馬鹿しい。やるだけ無駄だ。
 今度の子が全く何も知らないようなかわいそうな被害者だったら、そこまでする意味はあるだろう。
 最大の理解者のふりしながら影でわたしのことを笑ってた女なんか、どうなったって知るものか。
 ケータイも変えた、この部屋も今月末で引っ越す。
 わたしは別の生き方を見つけるから、あんた達は勝手によろしくやってくれ。
 この往復葉書の半分を切り取ってポストに投げ込んで、それでサヨナラだ。
 郵便配達のマッチョな兄さんが、ついでにあいつの顔面を粉砕してくれると嬉しいんだけどね。

 コンビニの前の郵便ポストに絶縁状を放り込むと、わたしはドラッグストアへママチャリを漕ぎ出した。
 よくまあこんな田舎に建てたもんだというくらい、広くて品揃えが充実しているお気に入りの場所。
 秋冬の新色コスメや各種メーカーの入浴剤を眺めているだけで、既に心は綺麗に洗われた気になる。
 普通の薬屋と違い、ドラッグストアは陳列に華がある。
 手書きのポップでこの薬は大手メーカーのアレと成分比が一緒で、こんなに安いんですよーと猛アピールしてくる。
 他では見かけないようなよく解らないメーカーの頭痛薬とか、症状別のスタミナドリンクとか、物産展じゃないかってくらい琉球もろみ酢を全力でプッシュしてたりとか、そういうのを見ているだけで楽しくなる。
 そんな手書きポップの中に、やたらと気になるアオリが書かれたポップを見つけた。
≪昨日までのあなたをサッパリ! 一皮むけたいい女に貴女もなれる!≫
 カルニチンやナイシトールのような代謝を促す薬だろうか。
 パッケージはそう言った薬達と変わらない、女性の全身像を描いたありがちなものだった。
 商品名は『スロース60』、一日一回、就寝前に二錠服用で六十日分百二十粒。値段は二千円。
 なんとなく良さそうな気がして、私はそれをレジへ持って行った。

 翌朝、なぜかぱっちりと目が覚めた。
 あまりにも気分が良いので勢いよく上半身を起こすと、ベリベリベリっと紙を引き裂くような音がした。
 え? パジャマ? ブラ? ショーツ? 布団カバー? それともお尻っ!?
 何処を手探りしてもおかしな所はない。
 ふと敷き布団に視線を落とすと、そこにはペラペラした人型のモノが敷かれていた。
 慌てて布団から出る時も、ベリベリっと音がする。
 改めて布団を見る。
 敷き布団の上には、薄っぺらいヒトガタが眠っているように横たわっている。
 恐る恐る近づいて触ってみると、その感触がやけに懐かしい。
 改めてヒトガタの顔の部分を見ると、脱力した女の顔になっている。
 ――ああ、こりゃわたしだ。私の表皮だ。
 日焼けの時に背中の皮がべろん、ということはあったけど、全身ごっそりという状況は初めてだ。
 だけど正体がわかると、驚くけど驚き続ける程のものではないよなぁ。
 これってあの薬の作用なんだろうか。
 パッケージから説明書を取り出して呼んでいくと、わたしそっくりのあの皮は『老廃物』らしい事がわかった。
 処分は燃えるゴミに出すのでも構わないと書かれているけど、何か嫌だ。
 いくら『老廃物』とはいえ、わたしそっくりのフルヌードの皮なんて、うかつに捨てられない。
 切り刻むのも縛るのも、水に溶かすのも埋めるのも嫌だ。
 ――まいった。
 思ったよりも丈夫そうなその『老廃物』を、わたしはクローゼットの片隅に畳んだ。

 一度脱皮したせいか、体調はすごぶる順調だった。
 代謝が良くなるのか、吹き出物やシミなども目立たなくなり、肌つや・髪質も良くなった。
 気分的にもサバサバし、過去は過去、わたしは今を楽しまなきゃ! と超前向きになっていた。
 その後も就寝前に『スロース60』を飲み、翌朝、わたしは昨日のわたしを脱ぎ捨てる。
 なんてね。

 さて、問題はクローゼットの中身だ。
 わたしの過去が呆れるほどに折り重なって層を成している。プチ自分史だ。
 とりあえず虫食いだけは嫌なので防虫剤をセットし、取れたての皮をその上に積み上げる。
 全部で六十枚。それくらいはこの中に入るだろう。
 全部詰め込んだら、次はどうしようか。

 そして問題の時はあっという間に訪れた。
 六十枚目の皮を脱ぎ捨てたわたしは、もう最初の頃のわたしと違う。
 お腹や背中のお肉も内臓脂肪もシミも皺もない。
 デモデモダッテとかアンニャロメーコンチクショウメーとか、そういう気持ちもまったくない。
 かといって、以前のわたしとあまりにも乖離しているわけではない、ただの新しい自分。
 たった二千円でここまでの効果が出るとは思わなかった。
 メーカーには感謝状を贈りたいくらいだ。
 とかいいながら、外箱と説明書はとっくに捨てていて、瓶も今日、ゴミとして集積所に出してしまっている。
 ま、この気持ちだけでも届くと良いんだけど。
 しかし問題はあの『老廃物』だ。
 折りたたむと小さくなるとは言え、クローゼットの下部を見事なまでに埋め尽くしている。
 段ボールに入れようかとも思ったが、臍の緒じゃあるまいし、玄孫の代まで大事にして、変な伝説でも付いたら困る。
 やっぱり捨てるしかないか。
 そっと『老廃物』に手を掛けようとした。
 すると、クローゼットから吐き出されるように『老廃物』が次から次へと溢れ出して来る。
「ちょっと! 何!?」
 ものの数分で『老廃物』の激流は収まったが、気づけば『老廃物』が立ち、あたしのまわりを取り囲んでいる。
「え……な、何? 何なの?」
 尻餅をついたわたしの前に、『老廃物』の一枚が現れた。
 すっかり変色した、もっとも古い『老廃物』……六十日前のわたし。
『サヨ……ナラ……ワタシ……』
 不明瞭な発音だけど、『老廃物』ははっきりとそう言った。
 そして、全ての『老廃物』がドアの向こうへと歩き去っていった。
 わたしは呆然と、その後ろ姿を見送った。

 翌日、久しぶりに目覚まし時計にたたき起こされた。
 眠い目を擦りながらリビングのテレビのスイッチを入れ、ニュース番組のアナウンスを聞きながら洗面所で歯を磨き、顔を洗う。
 冷蔵庫からサラダを取り出し、スライスした食パンに挟んでもごもごと食べながら、バラエティだかお笑いだかわからないようなニュースをぼーっと見ていた。
≪続いてのニュースです。昨夜未明、東京都大田区に住む山崎直人さん(36)が何者かに自宅で惨殺されました。遺体は原形を留めていないほど損壊が激しく、警察では組織的犯罪も視野に入れて調査中です。続きましてはおめでたいニュス……≫
 あいつだ。あいつが死んだ。
 確か今週末に式を挙げるはずだったあいつだ。
 ちょっと驚いた。ただそれだけだ。
 変な人生の終わり方だけど、それもある意味因果応報なのかも知れない。
 さようなら、サイテー男。

 その夜、わたしは上機嫌で家に帰った。
 すると、家の中に酸っぱい臭いが漂っている。
 どうやら臭いの元は寝室だ。
 寝室の扉を開けると、そこに何十もの赤い人影が佇んでいた。
 ――いや、赤く染まった『老廃物』達だ。
「あんたたち、いったい……」
 露出した肌にぷつぷつと鳥肌が浮かび上がる。あることが頭を過ぎる。
 たぶん、今わたしがした想像は当たっている。
『コマギレニ……ヒキサイタ』
『ニマイジタヲ……チギッタ』
『クロイハラヲ……カラッポニシタ』
『オワッタ』
 抑揚のない言葉で告げられるその内容と饐えた血の臭いが、わたしの胸をねじり上げた。
 慌てて洗面台に向かい、何度も嘔吐した。
 やがて出てくるものもなくなり、落ち着きを取り戻したわたしが寝室に戻ると、既に『老廃物』達の姿はなかった。

 それから毎日、陰惨な事件が続いた。
 あいつの婚約者。
 あいつの両親。
 共通の友達だった連中。
 電車内で逢った痴漢。
 高校の頃、わたしを虐めていた連中。
 口やかましいくせに何の処理能力も決定力もない馬鹿上司。
 要領よく仕事を押しつけて自分だけとっとと帰るOL。
 それらの人々が毎日、ぐちゃぐちゃの死体となって発見され続けた。

 気になってあのドラッグストアを訪れたが、『スロース60』という薬はどこにも売られていなかった。
 インターネットで検索をしてみても、一件も該当するものが見つからなかった。
 いったいあの薬はなんだったのだろう。
 あの薬を飲んでいた頃、わたしはどれだけの人を憎んできたのだろう。
 そしてそれは、ここまで復讐しないと気が済まないほどの憎しみだったのだろうか。
 彼女達はその憎しみだけで動いている。わたしの憎しみだけで。

 全ての憎むべき相手を血祭りに上げたら、彼女達はどうするのだろうか。
 彼女達を『老廃物』として脱ぎ捨てたわたしの事も恨んでいるだろうか。

 どちらでもいい。今はただ清々しい気分だ。
 このまま彼女達に殺されても構わない。
 彼女達もわたし。愛しいわたしの思い出達。

 ぷん、と、あの血なまぐさい臭いが鼻をくすぐる。
 ――彼女達がまた、わたしの元に来てくれた。



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脱皮した皮の方にアクションを起こさせるとは、なかなかシュールで良い。女性らしい軽快な口調も、読みやすいリズムを作り出している。ただ、やはり結末が予想の範疇を超える事なく終わっている。どうせなら、重ねて置いているうちに老廃物がくっ付いて厚みを増し、もう .. ... 続きを読む

受信: 22:12, Friday, Sep 25, 2009

■講評

なかなかシュールで面白かったです。
が、肝心の虫は…?
脱皮ってところなんですかね?
まさか虫食いの…?
ちょっと虫を暗示させる部分が見当たらなかったので、ちょっと戸惑っています。
脱皮の部分なら、もう少しその描写を虫をイメージさせる感じで解り易くしても良かったんじゃないかなぁと思います。

名前: PM ¦ 19:44, Wednesday, Sep 16, 2009 ×


遺伝元と比べ、軽い口語体がより活かされていて読みやすいです。
薬の購入から皮を取っておくまでの主人公の心情も、ユーモアに満ちていて共感できるものでした。
それだけに、オチの恐怖がじわりときます。
わりとあっさりしてる主人公にも、これだけの怨念があるとは。良作だと思います。

アイデア+1
文章+1
構成+1

名前: もりもっつあん ¦ 23:24, Wednesday, Sep 16, 2009 ×


 +1.5を四捨五入
・アイディア+1
 「スロース60」については、「羽化丸」が大分前に出ているので、評価しない。遺伝が繋いであれば気にしないことなのだが。
 それを差し引いても独創的だと思った。
・描写と構成±0
 可もなく不可もなく。
・怖さ+0.5
 再読してみたらそうでも無かったのだが、初読時、結末が怖かった気がする。
・買っても後悔しない魅力±0
 可もなく不可もなく。

名前: わごん ¦ 00:17, Monday, Sep 21, 2009 ×


軽快な女性の一人称が読みやすかったです。お話の内容はけっこう陰惨に思えるのですが、この語り口がそれから目を逸らさせますね。
それは一見逆効果にも思えるのですが、

> ――馬鹿馬鹿しい。やるだけ無駄だ。
この一文で、主人公が心の中のどろどろに蓋をしてしまってることが判ります。「無駄じゃないとしたら?」というのが『老廃物』によって引き起こされる結果だと思いました。つまり文体は主人公が己の心に蓋をしてしまった状態を表わしてるんだなと。もっと言えば、普通に生活している女性だけど、心の奥底はこんなに病んでいたんだよという感じに読みとれて、怖かったです。

*文体+1 *恐怖+1

名前: げんき ¦ 23:30, Tuesday, Sep 22, 2009 ×


恐怖度1
文章力0
構成力0
アイデア1
軽快なテンポで読みやすかったです。
過去を脱ぎ捨てた抜け殻が復讐しに行くという設定が面白く、またブラックユーモアがうまい具合に聞いていたと思います。ただ、最後はやや急ぎ足にまとめすぎたかなあ。面白かったので、もう1どんでん返し見たいのが欲しかったです。

名前: 妖面美夜 ¦ 18:04, Wednesday, Sep 23, 2009 ×


発想+2 文章0 構成0 恐怖0
発想が素晴らしいですね。それだけにもっと面白い結末を期待してしまいます。
ペラペラならではの何か意外な結末を。
もちろんありがちなオチでもうまく纏まっていれば面白くなると思います。
憎い人間をただ殺していくのではなくて、ペラペラがどうやって殺したのか考えるだけでも色々違った結末を作ることができそうです。

名前: 戯作三昧 ¦ 04:14, Thursday, Sep 24, 2009 ×


 脱皮する所までは笑いました。
 見事。
 まさか元ネタからこういう展開になるとは思わなかった。

 反面、脱皮した皮が殺しに行くってのはむしろありきたりに思える。
 それぐらい、脱皮のインパクトが強くて(笑)。
 考えようによっては、魂が抜けて殺しに行くのの逆バージョンだもんね。
 いいネタを思いつくと、後の処理がかえって難しくなるのかもしれませんね。

【アイデア】+1、【描写力】+1、【構成力】0、【恐怖度】0

名前: ユージーン ¦ 22:17, Thursday, Sep 24, 2009 ×


一味違う発想に唸らされました。しかしながら、結末がありふれています。
ドライバーは飛んだがパットが決まらない、とでもいった感じです。

皮の特性を活かす展開があれば…。

発想・1 構成・-1 文章・-1 恐怖・0

名前: 三面怪人 ¦ 22:44, Sunday, Sep 27, 2009 ×


脱皮がテーマで、脱ぎ捨てたはずの恨みが自律して復讐を始めるという何だか面白そうな話ですが、「老廃物」がただぞろぞろと歩いているだけの感じなので、それはそれだけで警察に通報されるだろうという読者の疑念をクリアしていないように思います。連続殺人は無理っぽいと。
そのへん、もっともらしく繋げることができたら、もっとよかったかなと思いました。

アイデア    1
文章      0
構成     −1
恐怖度      0

名前: 鶴の子 ¦ 19:08, Monday, Sep 28, 2009 ×


ああ・・・。
何だか勿体ない作品ですね。
後半をテンプレに嵌めてしまったために、ごく普通の話になってしまった感じです。
皮が復讐に行く以外に、例えば主人公にとって恥ずかしいことをしにいくとか、一直線でない使い方が見たかったと思います。
皮がクローゼットに入るまでの展開が面白かっただけに、とても残念な作品でした。

アイデア・1、構成力・−1

名前: 気まぐれルート66 ¦ 22:19, Tuesday, Sep 29, 2009 ×


面白かったです。
発想には私に出来ないものが満載されていたのですが、「あれ?蟲絡みは脱皮だけ?」なんですね。ラストの方、もう少しウェットでシュールに締めくくって貰えていたらもう+1でした。
楽しませて戴きました。

名前: 籠 三蔵 ¦ 19:56, Thursday, Oct 01, 2009 ×


 件の新郎新婦とか、主人公にとって憎い人間が死んでからの展開が大事ですね。
 憎い奴→煩わしいけど自分のせいで死んで欲しくはない人、ときて(上司やOLが悪人であるようには思えません)主人公が後悔しても殺戮が止まらないとか、主人公にとって大切な人が些細な口論やなんかで殺されてしまうとか……。
 何せ主人公も、自分が死んでもどうでもよさそうな態度でいるのが気になります。
 過去を脱ぎ捨てて幸せに暮らしている『はずなのに』、です。

名前: あおいさかな ¦ 00:31, Friday, Oct 02, 2009 ×


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