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はい、いらっしゃいませ、奥様! 抱き芋虫をご所望でございますか? 商品の陳列ハンガーはこちらになります。勿論、無排泄処理済みの。 アハ、初見のお客様はここをご覧になると、少し怯んでおしまいになられるようですね。ずらり一面に大きな芋虫が吊されて、嫌がってくねっている光景は、確かに。ですが、ご心配には及びません。全て健康かつ活動的な個体ながら、噛んだりは致しませんよ。ほら、このように当店では轡を嵌めて販売いたしておりますので。必要な餌もそこから注入されますから、定期的に菜食パックの筒を取り替える以外のお手間は決して取らせません。 サイズは如何なさいますか? 最近の研究では抱いて横になった時に膝を曲げられるくらいの丈が、姿勢が楽で良いとされているようですが。はい、Lサイズでございますね。 硬さは……はい、逞しい抱き心地がお好み、と。 ではこちらをお勧めいたします。両手両足を切り落としたジャパンの雄性、ボディビルダーの経験が少々ございまして、厚い胸板の感触は必ずお気に召して頂けるものと……。
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受信: 10:47, Sunday, Sep 13, 2009
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受信: 22:15, Tuesday, Sep 15, 2009
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受信: 22:16, Saturday, Sep 26, 2009
■講評
予想外のオチに戦慄が走りました。 イモムシってそういうことだったんですね。 短い中に狂気がしっかり詰まった良作だと思います。
意外性 +1 構成 +1 |
名前: もりもっつあん ¦ 09:04, Sunday, Sep 13, 2009 ×
そうきたか。 なかなか意外で、後からぞくっと来る感じが面白かったです。 発想が良いですね。
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名前: PM ¦ 18:41, Monday, Sep 21, 2009 ×
+3.5を四捨五入 ・アイディア+0.5 芋虫=実は「両手両足を切り落とした」人間でした、という展開自体はベタに思える。しかし、抱き芋虫という発想、それを虫がテーマの怪集2009(芋虫と聞いたら普通の芋虫を想像しがち)でやってミスリード率を高めようとしていると思しきこと、などを加味して。 ・描写と構成+1 描写。まるっきり普通の芋虫のことを語っているようにしか見えない描写が、ミスリーディングの誘い方として上手いと思う。しかも、オチ後に読み直すと残酷描写に化ける。 構成。遺伝記と傑作選が同じ収録形式ならば、この作品は12行で1ページに収まる。ショートとして、そこを評価したい。 ・怖さ+1 「ずらり一面に〜、確かに。」が二度怖い。一読目で大きな芋虫の並んでいる嫌な光景を思い浮かべ、二読目でもっと嫌な物を思い浮かべた。奥様の好みや、最近の研究・厚い胸板などによる生活と密着した感じも、恐怖譚らしくて良いかと思う。 オチ自体はベタに感じる。言い方は工夫してあると思ったが。 ・買っても後悔しない魅力+1 抱き芋虫や文章が面白いと思ったのと、1ページに収まっているショートは読んでいて気持ちがよいのとで。 |
名前: わごん ¦ 22:01, Tuesday, Sep 22, 2009 ×
発想0 文章+1 構成0 恐怖0 落とし方がうまいと思います。 しかし特に瞠目するほどのオチではありませんでした。 色々想像が広がり易いネタだと思うので、もっと意外性のあるオチをうまいこと考えて欲しかったところです。 |
名前: 戯作三昧 ¦ 03:52, Wednesday, Sep 23, 2009 ×
怪集ではこういう短い形式の作品は割と厚遇されるのですが、個人的には少々疑問に感じます。 発想は悪くないと思うんですが、これはあくまでもワンアイデアであって、この抱き芋虫を使ったストーリーが描かれてようやく小説として纏まりのある作品になるのではないかという気がします。 「さかない」やこの作品のように、長い作品に混じって箸休め的なものが出てくるととかく高評価になりがちなのですが、それは講評の好みに沿うように出された作品であって、単体で見た場合に超短編としてしっかりしたものであるかには非常に疑問です。
オーダーに沿った作品を出せる技術と受け取れば良いのかもしれませんが、これもベース的には「不可能を可能にした男達」とあまり変わらないのではないかと思います。 例え怪集の中では良い評価であっても、世に出ているホラー、怪奇小説のアンソロジーに収録された作品と比べると、戦略面でも内容的にも、ちょっと首を傾げざるを得ない点がありました。 |
名前: 気まぐれルート66 ¦ 12:19, Wednesday, Sep 23, 2009 ×
大好きです! 身体変形モノが嗜好として好きなのと、この材料の出所や作成方法等、たくさんの妄想の余地があるのとで、嬉しさと絶望感という複雑な読後感を与えていただきました。
>嫌がってくねっている光景は
これって妄想するに、人間としての知性や記憶が残っていると判断してもいいのでしょうね。あまり堂々と言えたものではないのでしょうが、こういう設定に激しく萌え狂うタチなもので、すごくよかったです!
*設定+1 *描写+1 *絶望感+1 |
名前: げんき ¦ 21:38, Wednesday, Sep 23, 2009 ×
恐怖度1 文章力0 構成力0 アイデア1 最後のオチがうまくきいていて良いですね。 長い作品が続いて少々ウンザリ気味だったので、一服の清涼剤になりました。 |
名前: 妖面美夜 ¦ 02:21, Thursday, Sep 24, 2009 ×
題名から、おおよそ内容を当ててしまいました。 本文に入ると察する間がないので、もう少し抽象的なタイトルにしておいたほうが良かったかも知れません。 でも、愛玩物にするというのは、なかなかなアイデアだと思います。
アイデア 1 文章 0 構成 0 恐怖度 1
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名前: 鶴の子 ¦ 19:18, Monday, Sep 28, 2009 ×
直前の作品とは全く違うアプローチの作品ですが、飄々とした文章、オチの切れ味、恐怖と言う点において文句の付け所がありません。 ショートショートのお手本というべき作品だと思います。
発想・1 構成・1 文章・1 恐怖・1 |
名前: 三面怪人 ¦ 20:40, Monday, Sep 28, 2009 ×
なかなかおもしろかったですね。 有名な都市伝説を上手く利用してあると思います。 「何で虫を?」っていう読者の疑問を上手く利用している構成力は非常に見事です。
【アイデア】+1、【描写力】0、【構成力】+1、【恐怖度】0 |
名前: ユージーン ¦ 18:11, Tuesday, Sep 29, 2009 ×
切れ味の鋭い作品だと思います。短いので確かにラストの想像はつきやすい。でもそれでも虫というテーマと絡めて上手くそつなく纏めてあると思います。 お見事でした。 |
名前: 籠 三蔵 ¦ 19:10, Wednesday, Sep 30, 2009 ×
気持ち悪い(いい意味で)! 一発ネタ勝負なら短さが命になるけど、まだ削る余地がありますね。具体的には >抱き芋虫をご所望でございますか? >最近の研究では〜楽で良いとされているようですが。 が削れます。
養分の摂取や消化の仕組み、空腹感への対処などが、気になるトコロです。 |
名前: あおいさかな ¦ 01:59, Thursday, Oct 01, 2009 ×
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QRコードの中に 潜む実話怪談

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