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選民意識
 小春……確かにそう呼ばれていた。

 営業先からの帰り道、俺は閑静な住宅街を歩いていた。
視線の先を三人の少女達が、横一列になり歩いてくる。
友人との談笑の中、一際美しい面持ちで上品そうに微笑む少女がそこにいた。
 その瞬間、震えが走る。全身が総毛立つ。言葉にならない感情が俺を貫く。
 ――こいつだ!俺の理想の女だ!
俺は歩道で立ち止まり、その姿が見えなくなるまで見惚れていた。
心を奪われるという感覚を初めて体感し、その場から暫く動けなかったのだ。


俺は会社に戻るなり、上司の机に本日付の『退職届』を叩きつけた。
引継ぎだ、何だと、煩い連中を無視し、帰り支度を整える。
「た、退職金は払わんぞ!!」
部長という無能な会社の犬はそう叫んでいたが、そんなはした金などくれてやる。
俺には一流大卒の肩書きがある。年齢だって、まだ三十路には至らない。社交性もある。もしもの時には親の残した莫大な遺産もある。
つまり、全ての面で余裕があるという事だ。
君らのように未来がない訳では無い。一緒にされては困る話だ。


 小春の事をあれこれ考えながら家路に着くと、ちょうど家の前で近所の小母さんに出くわした。
チッ……面倒臭い奴に逢っちまった、と心の中で呟く。
この小母さんは近所でも評判の噂好き。なんでも首を突っ込んでは、周りに吹聴してまわる事を生き甲斐としているババアだ。

「あら、今日は早いのね」
「ええ、実は本日限りで会社を退社しまして、これからは自宅でIT関係の仕事を始めることになりました。これからは道で逢う機会も多いかと思いますが、よろしくお願いします」
「あら〜、立派ね。正ちゃんはしっかりしているから、天国のご両親も安心だわ」
会釈で見送ると、満足そうに帰っていった。俺の演技も満更じゃない。近所の目もこれで安心だろう。

 我が家は、近所の家に比べると外観はまだ新しく、地下室まで備わっている一軒家。
これからここが、俺と小春の愛の巣となる。
常に両親揃って、勉強、勉強と煩く云われた思い出しかなかったが、今となっては大変便利な物を残してくれた。その件については心から感謝しよう。


 リビングのソファーに腰を下ろし、缶ビールを飲みながら深慮する。
完全な計画を立てないと……。
あの子を俺の物にする為に……。

ポイントは『近所の目』と『連れ去る方法』だ。
以前、防犯用にミリタリーショップで購入したスタンガン。
これは気を失わせるのに使えるだろう。後はロープで縛り付ければいい。そうそう、口を封じるタオルなども忘れちゃならない。念の為にガムテープも……。
家の中に運ぶ方法は、台車とダンボールが楽だろう。近所の人に見られても、起業の機材を整えているという説明で理由がつく。
台車は確か、物置にあった筈だ。これも父の大切な遺産の一つだろう。
それと、移動手段はやはり、レンタカーのバンが手頃と思われる。

 問題は決行日……。
期日をはっきりと決めるべきか?
いや……こういう事は、決め過ぎても融通が利かなくなるものだ。
狙いは夕暮れ時。明日から連日張り込む。付き纏う。隙を窺う。
チャンスとみたら、その時は……。

残ったビールを飲み干し、腹を決める。
現在の社会では、違法かもしれない。だが、それがどうした。やろうとしている事は光源氏と同じ事。自分の好みの女性を育てるだけの事。
小春は高校生のようだ。穢れる前に。汚い男に汚される前に、この小田 正様が保護してやろう。

 ただ万が一、穢れていたら……?
……壊して捨てる。ただそれだけのこと。


次の日、朝からレンタカーを借り、昼から高校の周りを走らせる。
帽子とサングラスという簡単な変装だが、周到に準備し過ぎると警戒されやすいものだ。
付近を入念に確認すると、昨日小春を見かけた通りが、どうやら一番人通りが少ないようだ。
やはり、運命の出会いだったのだと確信する。

 校門で小春の姿を確認する。
昨日の友人はいないが、馴れ馴れしい男が一人いる。
(目障りな虫けらが!!しかし小春も小春だ……虫に笑みを返すとは!
虫は叩き潰すもの。幼少時にそう習わなかったのか!?)

その虫けらは予想に反して、小春と逆に歩き出す。
(当たり前だ!住む世界が違うんだ!俺しか小春を愛せないんだ!愛しちゃいけないんだよ!虫けらはそれ以上纏わりつくな!)

 一定の距離を保ち、走行、停車を繰り返す。付近には十分な注意を払う。
五分程経過した所で例のポイントに辿り着いた。
付近にはちょうど誰もいない。
スタンガンを背後に握りしめ、さり気無く小春に声を掛ける。
「すみません。道に迷ってしまって……」
「はい。どちらまで……」
間近でみると美しさが際立つ。若さ、素材、そんな台詞じゃ表現出来ない美しさだ。

 怪しまれないように車から降り、通りに面したブロック塀とバンの間で地図を広げる。
幸い誰も通らない。
――今だ!!
 スタンガンが一瞬火花を上げると、小春はその場に崩れ落ちた。
荷台に押し込み、素早くロープで縛り上げ、口にタオルを詰め込みガムテープで塞いだ。
ダンボールに閉じ込めると、その場から早急に離れた。


 車は家に着いたが、小春はまだ意識を取り戻してはいないようだった。
重いダンボールを必死に家の中に運び込む。結局、用意した台車は大して役には立たなかった。所詮、予定とはそんなものだ……。

 小春はこれから地下室で監禁することになる。
云う事を訊くまで…。俺好みの女になるまで、洗脳は続く。

 椅子に縛り付けた所で、小春は意識が目覚めた。
状況を理解できないのか声を上げようともせず、じっと俺の顔を見ている。

 ――美しい。見つめる大きな眼が美しい。胸まで伸びた長い黒髪も美しい。キメの細かい白い肌も、すらっと細く長い四肢も何もかもが美しい。

「こんにちは、小春ちゃん。僕が君の王子様です。君には何一つ不自由の無い生活を約束しよう。云う事がわかるかな?」

 小春はゆっくりと俺を、上から下まで冷ややかな眼つきで値踏みしているようだった。

「そうそう君に一つ質問がある。君はまだ、穢れていないよね。手付かずのままだよね。つまり……虫けらのような男といやらしい行為には及んでいないよね」

 俺を見据えたまま、コクリと小春は小さく頷く。

 脅える様子もない小春から、良い匂いが立ち込める。
香水?いや、果実のような甘く芳しい香りだ。もう、我慢の限界だ。
スタンガンで威嚇しながら、ロープを解く。

 小春は抵抗する素振りをみせない。何て物分りが良い子だ。正に俺の妻に相応しい。

 欲望のままに、小春の身体を貪る。小春は両手で顔を覆いながら小さく声を上げている。この恥じらいも堪らない。
 結局、俺は小春の中で三度果てた。
小春は最高だ。俺の遺伝子を残す素材としては、最高の存在だ。きっと俺の血を継ぐ、最高の子を産んでくれるだろう。

行為を終えた後にも俺にしがみ付くように寄り添ってくる。そんな素振りも可愛らしい。優越感に浸り、一服しようとした所で突然、全身から力が抜け出す。
(あれ!?)
視界が歪む中で、小春が冷たく微笑んでいるのが辛うじて分かった。


――パンッ、パンッ!
「起きてください!」
頬を叩かれる痛みで目が覚めた。
俺は全裸で椅子に縛られていた。きつく縛られたロープが身体に喰い込む。
(何だ?一体何があった!?)

 小春は表情を失い、徐に話し始める。
「私は精気を吸い取ります。貴方が気を失った事でお分かりでしょうが……」

 唖然として声も出ない俺に向かって更に、片方の口を厭らしくつりあげながら続ける。
「私は美味しい蜜を持った果実。お前らは蜜に群がる蟲……」
今までの小春とは違う。こんな醜い笑い方をする筈が無い。寒気を覚える表情だ。眼球の黒点はそれぞれあらぬ方向を捉え、歪んだ口からは涎が垂れ流れている。
「ほ、解けっ!このロープを!」悲しい位強がり、必死の台詞だった。しかし。
「あはぁははははぁぁぁはぁ〜はぁ〜!!」狂ったように小春は甲高い声で笑って答える。

「蟲けらがぁぁあ〜、偉そうにほざきやがってぇぇぇ〜!てめえぇ〜ら男は直ぐに引っ掛かる、簡単なもんだなぁぁあ〜!
お馬鹿なてめえにぃぃ〜、分かるように教えてやろうかぁぁあ!?害虫は殺すしかない!踏み潰すしかない!
それならば、私が駆除してやろう!そう、私が選ばれた存在!絶対無二の存在ぃぃぃ〜!!」
「く、狂ってる……普通じゃない。何なんだ、お前は偉そうに!!」

「そういう煩い蟲は潰さなきゃねぇぇえぇ〜!」
小春は俺の右手の小指を徐に掴むと、ピシッ!と乾いた音と共に、簡単にへし折る。
「ぐぅぅうううっ!!」脳天まで一瞬で激痛が突き抜け、顔が堪え切れず歪む。涙が滲む。
その後も小春は、淡々と指を折り続け、乾いた音が5、6回響いた所で意識を失った。

 
 ――どのぐらい時間が経ったのだろう?全身に鈍い痛みが走る。指先などは最早感覚が無い。
声を出そうと思ったが、口にはタオルが詰め込まれガムテープで塞がれていた。

 ふと見ると、暗がりで小春が身支度を整えている。制服を着て、櫛で髪を梳かしている。

「あら!?お早い目覚めで。そろそろお暇致しますので……」美しい小春が其処にはいた。
さっきまでの出来事が夢のような美しい微笑で俺を見つめる。
「そうそう、最後にプレゼントを…」小春はスカートをたくし上げる。
露わにになった陰部が、あの情事を思い出させる。
そのままゆっくりと小春は両足を横に広げる。
 
 ポタ、ポタ、ポタ……
広げられた股間から茶色染みた雫が滴り落ちている。と、突然、ズルリと何かの塊が垂れ落ちた。
途端に周囲には、生臭い臭いが立ち込める。

「貴方の望んだ遺伝子ですよ。自分勝手なプライドの高い蟲けらの遺伝子……
さて、子を育てるのは親の役目。自己評価の高い、優秀な頭脳の持ち主でしょうから、意味はお分かりですよねぇ〜」

 ズッ、ズッ……
表面がヌメヌメとした質感の30センチ程の腫瘍にみえる。その塊はゆっくりと煽動運動するように這い摺りながら俺に近付く。全体が赤黒く濡れているのは羊水か、血液の所為だろう……きっと。
恐怖と混乱と冷静さが頭の中で駆け巡る。
(いや、こんなのは俺の子供じゃない!胎児にしても異形すぎる!それに子供はこんな短期間で産まれない!)
近付くにつれ、頭部らしき所に二本の短い飛蝗の触覚のような物まで存在し、小刻みに震えているのが確認できる。
(虫!?いや、こんな生き物は見た事がない!存在自体がありえない!!)

俺の動揺を見透かすように、小春は明らかに離れた位置から大きな声を掛けてくる。
「聞こえます?貴方のお子さんは、お腹が減ったんですって!さあ、御飯の時間ですよ!!」
 小春は最高の笑顔を一度だけ残し、静かに地下室のドアを閉めた。

高笑いの声は微かに響いてやがて消えた。
反対に目の前で「ぎぃーっっっ!」と俺の遺伝子は奇妙に鳴いた。
……その嬉しそうな感情だけは何となく伝わった。
全てが終わるという確信と共に……。



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受信: 03:16, Monday, Sep 28, 2009

■講評

虫を産む話は貴重ですね。望んでやってるところがえぐいです。
豹変後の小春がよくあるタイプの気狂いだったのが残念です。立ち居振る舞いはそのままで、内面だけ完全にぶっ壊れてたほうが怖いと思います。
あと、主人公の行動は順序がぐちゃぐちゃな気がします。
小春の身辺調査→準備→拉致じゃないですかね。


恐怖+1
構成‐1

名前: もりもっつあん ¦ 01:01, Friday, Sep 18, 2009 ×


発想0 文章0 構成0 恐怖0
主人公も小春も、狂い方が普通で特に感じるところがありませんでした。
異形の胎児も特に……。
好みの問題かなと思います。

名前: 戯作三昧 ¦ 19:34, Tuesday, Sep 22, 2009 ×


ううーん。
特に目新しいものがないというか…。
まあ、よくある話、よくある展開、というとこでしょうか。
最後、話の肝となる要素であろう胎児のようなものの描写が曖昧で、結局何がいるのか解りませんでした。
ここがもう少し濃くあれば、また違った印象だったかもしれませんね。


名前: PM ¦ 20:12, Wednesday, Sep 23, 2009 ×


・アイディア+0.5
 「俺の遺伝子」がちょっと面白かった。上下関係の反転、実は狂人、等は、よくある話かと。その部分の内容も、捻ってあるようには思えなかった。
・描写と構成−0.5
 描写、可もなく不可もなく。「俺の遺伝子」の描写に力が入っているように思えたが、そこだけでプラスにするのも、どうも。
 構成、「椅子に縛り付けた所で、小春は意識が目覚めた。」辺りまで、不必要な説明や描写が多く、やたら冗長だと思う。もっと手早く済ませられると思う。そして労力を後半に裂いてくれれば、面白く感じたかもしれない。
・怖さ±0
 特には何も感じなかった。
・買っても後悔しない魅力±0 可もなく不可もなく。「俺の遺伝子」と前半の冗長さが相殺。

名前: わごん ¦ 23:43, Wednesday, Sep 23, 2009 ×


恐怖度0
文章力0
構成力0
アイデア0
とても予定調和的な展開とラストですね。なんとなく不快感の方が勝ってしまって恐怖をあまり感じなかったかな。

名前: 妖面美夜 ¦ 13:14, Friday, Sep 25, 2009 ×


主人公のキャラクターに、リアルさを感じました。自己評価が異常に高いけど、その実、行動も思考もお間抜けで幼稚な高学歴。お話のような犯罪は犯さないまでも、似たような思考は持っている。いるいると頷きながら読みました。

>「こんにちは、小春ちゃん。僕が君の王子様です。
このセリフには噴きだすと同時に、ものすごい気持ち悪さを感じました。いかにもこの手の男が真顔で言いそうなセリフですね。

ラストは小春ちゃんに拍手です。痛快でした。

*キャラクター+1 

名前: げんき ¦ 01:03, Sunday, Sep 27, 2009 ×


主人公の杜撰さをフォローする丁寧さが、作者には求められます。
(よく勘違いしている人がいますが、スタンガンは相手を気絶させるものでなく、あくまで動きを止めるための道具です。一瞬火花をあげたくらいじゃ意識はなくなりません。やってみればわかります。)

名前: あおいさかな ¦ 19:17, Sunday, Sep 27, 2009 ×


狂気を表現する手段が『〜』の多用では、少々工夫が足りないかなと思います。 言葉に頼る狂気は、中身の薄い物に感じられます。
指の折り方に執着するとか、笑顔を見せずに狂った言葉を吐くとか、作者独自の狂気が欲しかったところです。 それと、スタンガンは万能の武器ではありません。一度よく調べられるとよろしいかと存じます。

発想・0 構成・0 文章・-1 恐怖・0

名前: 三面怪人 ¦ 00:39, Tuesday, Sep 29, 2009 ×


人物が微妙に平板でセリフも過剰な感じを受けましたが、最後まできっちり読まされました。
監禁ものとしては、立場が逆転するのが早すぎる気がしました。あんなことやこんなこと(笑)をタップリやった後で、徐々に異変が起きるのが常道かと。
最後の胎児は気味は悪かったですが、イマイチ迫力が無かったような。

アイデア    0
文章      0
構成      0
恐怖度      0


名前: 鶴の子 ¦ 09:29, Tuesday, Sep 29, 2009 ×


 関係が逆転する所はおもしろいですね。
 ちゃんと考えてある。
 不気味なのも雰囲気があっていいですね。

 主人公を高い所において逆転させるってのは良くわかるんですけど、制約が無いお話っていうのは、お話の焦点がぼやけてしまうんですね。
 乗り越えるべき課題があるから読者は「どうやって課題を克服するんだろう?」と興味をそそられる訳です。

 それと、非常に微妙なんですが、第三者的な視点と主観視点の間に揺らぎがあるように感じられますので、もうちょっと丁寧に仕上げると良くなると思います。

【アイデア】+1、【描写力】0、【構成力】0、【恐怖度】+1


名前: ユージーン ¦ 20:58, Tuesday, Sep 29, 2009 ×


主人公の馬鹿さ加減は結構面白く、中盤までは期待して読んでいました。
ただ、問題は小春の造形ではないでしょうかね。
主人公をここまでのおバカにしたのなら、小春がこれを超えるのは、よく見かけるキャラではとても難しいように思います。

小春よりも主人公の方が少し手を掛けて作られた造形なので(やろうとしている事は光源氏と同じ事。とか)、さらにその上を行くのが大きな課題のように感じました。
ラストを最初から決めて書かれたのかなとも思うのですが、やはりこれといった新しさが無かったかなと思います。

名前: 気まぐれルート66 ¦ 21:57, Wednesday, Sep 30, 2009 ×


うーん、
あまり予定調和とか、先が読めるという言葉を使うのは好きではないのですが、このお話に関してはものの見事にそのまま落ちてしまった感覚です。弱弱しい存在である美少女の正体が、実は…、そして略奪者はコテンパンに…。その図式は鉄板であったとしても、そこに工夫を練りこむのが創作の面白さであるかなと思いまして、申し訳ありませんがこの評価でお願いします。

名前: 籠 三蔵 ¦ 23:49, Wednesday, Sep 30, 2009 ×


えっジョ○ョ?とキレっぷりに感動すら覚えました。好き嫌いでいったら好きです。大好きです。
無理に虫を出さずに自由に書いたものを是非読ませて頂きたいです。

名前: 読書愛好家 ¦ 20:47, Thursday, Oct 01, 2009 ×


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