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クロスローダーの轍
1st Day
PM 22:26

 クライアントとの揉め事は慣れっこだった。
 その日事務所にかかってきた電話も、どうせ俺を呼び出してシメようという魂胆だと言うことくらいわかっていた。
 それでも待ち合わせ場所の公園に行ったのは、どうにでも出来るという自信と、どうとでもなれというヤケクソの気持ちがあったからだ。
 俺を一発殴って気が済むなら殴ればいい。
 一発で済ませる気がないのであれば三倍返し。
 相手の数が三倍以上ならケツをまくって逃げるだけだ。




…………

この作品は怪集/2009作品集【怪集 蠱毒】に収録されました。
続きは【怪集 蠱毒】でご覧下さい。

【怪集 蠱毒】加藤一 編

https://www.amazon.co.jp/dp/4812440203






【事務局注】
この作品は、送信された作品ファイルサイズが非常に大きく、1エントリ分で作品全てを表示することができないため、事務局側の判断で複数エントリに分割していますが、全て合わせて単独の一作品として応募を受け付けた作品です。
このため、先頭エントリ部分のみトラックバック/コメントを受け付けるとともに、先頭以外のエントリではトラックバック/コメントを受け付けないようになっています。
これはエントリーblogのCGIの仕様上の制限に基づく特別措置であり、「クロスローダーの轍-XX」を全て合わせて1ファイルの単独作品であるとして、先頭エントリ部分にのみトラックバック/コメント講評を頂戴いただけますようお願いします。

なお、正式タイトルは「クロスローダーの轍」で、XX部分の数字はエントリ分割に伴う、事務局による補足的なものです。


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素直に面白かった。「あなたを待ち侘びて」の続編のような形になるのだが、真知子や明美のキャラをそのままに「あなたを待ち侘びて」の世界観を壊す事なく、作品を作り上げている。最後まで飽きる事なく一気に読めたのは、それぞれのキャラクターが魅力的に描かれていた .. ... 続きを読む

受信: 22:16, Monday, Sep 28, 2009

■講評

文章1 構成1 キャラ1 面白さ1

投げっぱなしでない話がやっと来ましたね。
変化球だが気が付くとちゃんとグローブにキャッチ出来ている。
完成はしているが、話を閉じた訳じゃない。
読者と筆者のキャッチボールを感じられました。
ルールをきちんと守っても面白い物は書けるのだと言う見本ですね。
得に見事なのは、人物が立って居ると言うこと。
一つも共感できない冷徹な女、自分勝手だがそれでもそれなりの愛情を持つ女。
コミカルで決して善人では無いけれど、どこか愛おしい男。
全体的に漂う寂寥感も雰囲気を出しています。

はっきり言って、私はかなり好みです。

この筆者さんの今大会一番の作品だと思います。

読ませてくれて、どうもありがとう。
お疲れ様でした。

名前: ほおづき ¦ 13:07, Thursday, Sep 17, 2009 ×


虫を使った省庁の独自設定は、うまいアイデアだと思いました。
タイトルの付け方や作品の長さもあって、読む前から結構期待した作品でもあります。

「クロスローダーの轍」は最初面白そうな設定に興味を持って読み始めたのですが、中盤からは「あなたを待ち侘びて」のサイドストーリー的な内容になってきていて、会話とネット情報捜査の推理が多くなり、そこからが少し退屈になってきていると感じます。
先行作品の設定を受け継いでここまで発展させた技量は素晴らしいのですが、外枠が生活維持省風のオリジナルで中味が「あなたを待ち侘びて」と「昆虫の定義」リミックスの構成にちょっとわくわく感が薄れたように思います。

元々「あなたを待ち侘びて」は現実に近い感じのホラーであり、「クロスローダーの轍」の作品設定はかなりぶっ飛んでいるために作品の雰囲気がそれぞれ別物であり、遊技場の設定などで二作品を繋ぐやり方がいまいち馴染んでいない気がします。
またPM10:33からの場面は「昆虫の定義」で書かれた怖さをアレンジしている部分が多く、オリジナルの怖さを出しているとは言い難い感じがします。延々と二人だけの会話がこの長さで続く謎解きは面白みがないので、何か工夫がほしかったところです。

ラスト直前のひっくり返しは良かったのですが、中盤以降、人数の少ない会話主体で謎解きが続行される文章は読む方としては辛いものがあります。良く考えられた作品だとは思うのですが、これを下敷きにして完成度の高い作品として読ませていただけたなら、文句なしの出来映えだっただろうと思います。
そこがとても勿体ない感じがしました。

アイデア・1、構成力・1

名前: 気まぐれルート66 ¦ 04:07, Saturday, Sep 19, 2009 ×


トラックバックでの前評判が良かったので、期待して読みました。
実に手に汗握る展開で、面白かったです。
キャラクターの描写、どんでん返し、全て好みです。
中盤、会話の多さや強すぎる遺伝元の要素が気になりましたが、絶望的なラストが問題点を軽く上回っていきました。
長編作品の中では一押しです。

構成+1
アイデア+1
描写+1



名前: もりもっつあん ¦ 17:05, Saturday, Sep 19, 2009 ×


発想+1 文章+1 構成0 恐怖−1
どうしても引っかかってしまうのは、実験体です。いらないと思います。
それまで上尸によって保たれ、遊技場でもうひとつホラー感が高まったところへ唐突に、蜘蛛男。がびーん。
せっかくスマートに謎解きを重ねてきたにもかかわらず、手術によって足を六本にする等元々無理のある設定を無理に持ち込んでしまったせいで、良質なサスペンスホラーがB級SFホラーになってしまったような違和感を強く覚えてしまいました。
結末にしても、話を二転三転させてうまく転がしてきた訳ですから、最後にもうひとつどんでん返しを持ってきてすっきり終わらせてほしかったと思います。

名前: 戯作三昧 ¦ 04:56, Tuesday, Sep 22, 2009 ×


読みやすい文章で長さを感じず、全体的には楽しませて頂きました。
序盤から面白い設定が出てきたので、ワクワクしながら読んでいたのですが、後半からちょっと遺伝元の話の説明的な部分が目立ち、そのもたつきが少々気になりました。
この部分を上手くまとめられていれば、満点評価だったかなぁと思います。


名前: PM ¦ 19:19, Thursday, Sep 24, 2009 ×


恐怖度1
文章力1
構成力0
アイデア1
少々中だるみはあったものの頑張って最後まで読めました。
あなたを待ち詫びてと小春小町にうまく絡めたストーリーだと思います。
マトリックス的な架空世界の話がベースになっているのですが、少々ご都合主義な感じがしないでもありません。
ラストがちょっと尻切れトンボですが、設定もしっかりしてよく描かれた枠品だと思います。

名前: 妖面美夜 ¦ 22:07, Saturday, Sep 26, 2009 ×


 作者が書きたいものと多くの読者のレベルがクロスオーバーする地点がこの作品だと理解しました。参考になりました。

名前: あおいさかな ¦ 18:55, Sunday, Sep 27, 2009 ×


・アイディア+1
 長いのでどこがどうとは言いにくいが、全て良い。三尸の虫を使ったことも、そこから罪科管理局・×××にまで話を膨らませたことも。
・描写と構成+1
 描写。特に目を瞠る力のある表現、というのは無いように思ったが、水準をそつなく高めに満たしていると思う。普通に本屋に置いてありそうな文章(誉め言葉)。
 構成。長い話を中だるみさせずに良く仕上げていると思う。謎解きに興味を引かれ続けたので、読んでいて飽きるということはなかった。
 あえて難を言えば、「あの女が言ってた通り、〜」から急に昔語りが始まった時は、唐突&冗長に感じた。場面が終わってみれば、必要な場所だと納得できたが。

 細かいこと。03「明里の自身を奪い、〜」自信の誤字かと。「淑子の〜上京であれば、」上京に少し違和感。この使い方も正しい? 05「私を刺したナイフで差し替えして〜」差し替えに違和感。誤字ではなくわざと使っているのなら、とやかく言わないが。

・怖さ±0
 恐怖より謎解き優先の作りに思えた。大変面白かったが、怖くは感じなかった。痛快サスペンスというか。05の×××の×××も、怖いというよりは真相解明の爽快感が先立った。
・買っても後悔しない魅力+1 大変面白かったので。ただ我が侭を言うと、もっと怖くて絶望的な展開にして欲しかった。04から主人公が××される展開でも良かったのでは?

【↑と書いていたのだが、申し訳ない。同程度に長い「男の森の小裸」を読んだ後だと、この話は怖がらせようとしていない域の話に思えた。他作品を引き合いに出して、本当に申し訳ない。
 修正。怖さ−1、買っても後悔しない魅力±0(面白かったのは事実+1、怖がらそうとしていない域−1)。】

名前: わごん ¦ 22:12, Sunday, Sep 27, 2009 ×


大変読み応えのあるお話で、楽しい時間を過ごさせていただきました。まさかの三尸! 罪科管理局の設定! 面白かったです。
キャラクターも全員、自然な個性が備わっていて、どの人物にも感情移入して読むことができました。

遺伝元の匂いが前面に出ていると感じましたが、むしろそれが私にとっては魅力でした。ラスト、オチの付けたかも好みです。

>「悪いがもう少しの間だけ、人間らしくいさせてくれ」
  「かしこまりました。あなた様が良きクロスローダーたらん事を願っております」

このやり取りがとてもお洒落な感じで、綺麗な余韻を残してくれました。

*文章+1 *描写+1
*発想+1 *キャラクター+1

名前: げんき ¦ 01:21, Monday, Sep 28, 2009 ×


 お話がクロスロードしてる訳ですね。
 なるほど。
 ここまで編み込むのは大変だったでしょう。

 おかげで読む方をもお話を追いかけるのがかなり大変ですね。これ。
 でも、お話を縮めてしまったら意味がなくなるしね。
 これはこれでいいのかもしれない。
 まあ、点数はもらえないかもしれないけど、点数だけじゃないもんね。

 これからこれをより読みやすくして行くのが課題かな。

【アイデア】+1、【描写力】0、【構成力】0、【がんばり度】+1

名前: ユージーン ¦ 23:09, Tuesday, Sep 29, 2009 ×


作中にも出てくるように基本は死神との取引という、もう手垢の付きまくったものなのですが、それをここまでハードボイルドで厭な話に転換した力量は凄いと思います。
中盤まではグイグイ引き込まれました。ただ、終盤の真相が語られるギャラリーのあたりから、ややリズムがもたついた感じはあったと思います。
「実験体」ですが、それまで上尸という超自然の設定はあったものの現実に根ざした話であったのに、ここにおそらく現実の医療技術では作成不可能な存在を記述したために非常に雰囲気が壊れていると思います。削れるのなら削った方がいいと思いました。
主人公と上尸、それと二人のとんでもない女の頭脳戦の部分を整理すれば、もっと長編化しても面白いものになるのではないでしょうか。

アイデア    1
文章      1
構成      0
恐怖度      1


名前: 鶴の子 ¦ 00:40, Wednesday, Sep 30, 2009 ×


設定、キャラクター、ストーリー、それぞれが非常によく練られていて、大変面白かったと思います。
ただ、ウェブ上で読んで行くには少し長かった感が否めません。先を読みたくなるものの、途中で二度のインターバルを必要としました。つまり重複しあう人物の絡みに対して、脳内で時列の整頓が都度都度必要になったという事になります。
とはいえ評点がもしも六段階なら4あたりになる出来映えのものであり、この2もきわめて3に近い2である事をご了承下されば幸いに思います。

名前: 籠 三蔵 ¦ 01:27, Wednesday, Sep 30, 2009 ×


面白い。ただ単純に面白かったです。遺伝元の『あなたを待ち侘びて』のキャラ設定と世界観を大切にしながらも、更に広げていった力量には瞠目せざるを得ません。
おそらく、遺伝元の作者も感謝しているのではないでしょうか。

発想・1 構成・1 文章・1 恐怖・1

名前: 三面怪人 ¦ 10:53, Wednesday, Sep 30, 2009 ×


講評とか関係なく読みたかった作品です。楽しく読めました。ただ怖さはそれほどでもない気がします。

名前: 読書愛好家 ¦ 20:19, Thursday, Oct 01, 2009 ×


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