怪集/2009
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怪集/2009
ja
2009-12-26T02:25:44+0900
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[特別編著者同定表を公開しました]
http://www.kaisyu.info/2009/entry-blog/blog.cgi/permalink/20091226022544
怪集/2009特別編にご応募いただいた36作品の応募者(著者)の同定表を公開しました。特別編著者同定表http://www.kaisyu.info/2009/scoreboard/append/以上をもちまして、怪集/2009に関連した更新を完了しました。ご参加いただきました皆様、本当にお疲れ様でした。
怪集事務局
2009-12-26T02:25:44+0900
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[特別編応募作の公開を完了しました]
http://www.kaisyu.info/2009/entry-blog/blog.cgi/permalink/20091217152754
怪集/2009特別編にご応募いただいた36作品について、エントリーblog上での公開が完了しました(うち「蝗の村」については「怪集 蠱毒」にて公開済)。70時間という限られた時間内で完成させたられた、土壇場の作品群について、応募者諸氏のタフネスを垣間見たように思いま ..
怪集事務局
2009-12-17T15:27:54+0900
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蝗の村
http://www.kaisyu.info/2009/entry-blog/blog.cgi/permalink/20091217152539
下る鬼火はとおりゃんせ 見てはならぬ 触れてはならぬ ふたつ指折り家路をたどり みっつ折る間に眠りなせ 親の待つ辺はとおりゃんせ こたえちゃならぬ 名乗っちゃならぬ ぼうやいくつと聞かれても ひとつ年の越しゃ 川辺の瀬…………この作品は怪集/2009作品集 ..
2009-12-17T15:25:39+0900
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夜の蜘蛛は殺すな
http://www.kaisyu.info/2009/entry-blog/blog.cgi/permalink/20091217152516
「いらっしゃいませ」 明るくそう顔を上げて明美はドキリとした。目の前の客に見覚えがあったのである。 昨夜、行きつけのバーのカウンターで一緒に飲んだ男だった。「こんな偶然もあるんだな」 男は苦笑いした。 正直、あまり有り難くもない偶然である。偶々意気投合 ..
2009-12-17T15:25:16+0900
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涙
http://www.kaisyu.info/2009/entry-blog/blog.cgi/permalink/20091217151633
墓あらしがよく村に出た。趣味や道楽でやるんじゃない。食っていくためにやるわけだ。なべもヤカンも戦争するために偉い人たちがもって行っちゃったから、お墓のなかのおばあちゃんから金歯を貰うことにした。 僕のお母さんが死んだとき、お墓でいつまでも鳴いてた僕に ..
2009-12-17T15:16:33+0900
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虹色の部屋
http://www.kaisyu.info/2009/entry-blog/blog.cgi/permalink/20091214010616
男は足音を耳にしてドアロックを外した。 車の近くに来てわざと音を立ててくれたのだ。 普段は狼のように静かに歩く。助手席側のドアが開いて、短髪でがっしりした人物が滑り込んできた。 三十代にも四十代にも見える。「ウチの事務所ではマズイのかい。」 この、街で ..
2009-12-14T01:06:16+0900
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罪悪感
http://www.kaisyu.info/2009/entry-blog/blog.cgi/permalink/20091214010601
ななさんは、お誕生日にもらったお人形が何故か怖くて、庭に埋めた。そのお人形があんまり夢に出るから、たまらなくなって掘り返したんだって。 そしたら、お人形は人間のように萎縮してすごい臭くって、虫にたかられてたんだって。ペイントしてあるだけだった口からも ..
2009-12-14T01:06:01+0900
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訴訟社会とゴキブリ男
http://www.kaisyu.info/2009/entry-blog/blog.cgi/permalink/20091213172713
英吾は最寄駅に向かい歩きながら、今日もまた何一つ変わらない日常が始まる、ということにうんざりしていた。ここのところ伸び悩んでいる営業成績について、また上司に叱責されるだろう。そしてまた、腹持ちならない傲慢な客達に、それでも契約をもらうためにへらへらこび ..
2009-12-13T17:27:13+0900
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右手
http://www.kaisyu.info/2009/entry-blog/blog.cgi/permalink/20091213172642
窓から差し込む月明かりの照らすベッドの上で私は眠っていた。 その右手の人差し指の先から白く透き通った細い糸状の物が這い出る。まるで苦しんでいるかのように身をよじりながら少しずつ、少しずつ。 その様子をもう一人の私が空中から見おろしていた。 半透明のそ ..
2009-12-13T17:26:42+0900
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産蟲胤紀「虫合わせ」-3
http://www.kaisyu.info/2009/entry-blog/blog.cgi/permalink/20091213172546
親は二人、姉は二人、無事に戻ってくるのは、いつも自分一人。 気がつくとこむしは田んぼの中に泥だらけになって倒れていた。 形見となった一本の犬歯と、数匹の踏み穂虫を抱えつつ。(帰って……これた……の?) のろのろと起き上がる。 ふと影が差した。見上げる ..
2009-12-13T17:25:46+0900